まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

番外編 自立支援医療受給者証を更新してきました

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こんにちは。まりもです。

 

今日はとってもよいお天気です。

今年の冬はやはり暖かいですよね。

セーター一枚で外を歩いても全然平気です。

布団を干さなくちゃ。

 

さて、今回は入院ライフの振り返りは小休止して、

自立支援医療受給者証の更新について書きたいと思います。

 

まずは自立支援医療制度の説明から。

 

自立支援医療制度とは

 「自立支援医療制度は、心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度」だそうです。

 

要は精神科にかかる患者さんの経済的負担を軽減してあげましょう

という制度です。

 

うつ病双極性障害統合失調症など、長期に渡って継続的に精神科での受診が必要と判断される場合、医師の診断書を持って役所で手続きすると、自立支援医療受給者証が発行されます。

 

その受給者証を持って指定の医療機関(精神科)を受診すると、

診察費、お薬代などが3割→1割になります。

 

私の場合、この制度を利用する前は、

1回の診察・投薬で1500円かかっていた費用が、

500円になりました!

この差は大きいです。

私は現在月に1度通院しているので、

1年で1万2000円の差になりますね。

また、私の場合、今の通院を短くて5年、

長くて一生続けなければいけないので、

少なくとも6万円、多くて84万円(あと70年生きる場合)の

違いになります。

ありがたい・・・!!

 

詳しくは厚生労働省のHPをご覧ください。

(正直分かりにくいんですが・・・笑)

自立支援医療制度の概要 |厚生労働省

 

自立支援医療制度を知った経緯

不思議なんですが、この制度は精神科医や事務の方から

教えてくれることは少ないです。

なぜでしょうか??

病院の取り分が減ったりするわけでは

なさそうですが・・・

(やはり国の負担が増えるから?)

もしかしたら、病院の壁や受付の下にポスターで

しれっと通知があるのかもしれませんが、

患者さんは気づかないことが多いと思います。

 

わたしがこの制度を知ったのは、入院中PSWさんが

退院後講座の中で教えてくれたからです。

教えてもらわなければ、気づかずずっと1500円を

支払っていたと思います。

 

ご自身が対象かな?と思ったら、

医師に確認してみてください。

 

次回以降のブログで詳しく述べますが、

わたしは地元のクリニックに頻繁に通うことになります。

精神症状が悪い時や、薬を変える時は

週に1度、とか。

 

こういう時こそ申請して受給者証を使っておけば良かった・・・

と後悔しています。

住んでいる自治体の病院でなくても、

その病院を指定しておけば申請出来たみたいなんですよね。

申請は自宅にいた夫に代理でお願いしなければ

いけなかったとは思いますが。

また、その指定病院は変更できるとか。

 

精神症状が悪い人って、

こういう手続きが出来なくなるんですよね。

難しい日本語は頭に入ってこないし、

「必要書類」なんて大したこと書いていないのに

ものすごく難しいタスクに感じられるんです。

 

また、私はそういう制度を使うなんて、いかにも

精神疾患患者っぽくて嫌だななんていう

偏見もありました。

 

まさに精神科に頻繁に通っている患者本人は、

この制度の必要性に気づいていなかったり、

手続きが出来なくなっている可能性が高いので、

ご家族の方、積極的に勧めて手続きを手伝ってあげてください。

(強引に手続きを進めて、会計で安くなったのを見れば

ようやく患者は納得するはずです。)

 

自立支援医療受給者証の更新

受給者証を発行してもらった時に、

更新のお知らせも同時にもらっていました。

(受給者証の詳しい申請方法は当ブログでは割愛します。)

どうやら1年に一度更新が必要とのこと。

忘れないように、その用紙は常にお薬手帳

受給者証を入れているケースに保管していました。

 

その用紙には、

 

「次回の更新手続きは以下の期間に行ってください。

H31年1月~H31年3月まで」

 

とありました。

受給者証が発行されるまでに2ヶ月ほど要する、とのこと。

 

私の受給者証の有効期間は、平成31年3月31日までなので、

1月中に行かなければいけないのです。

 

3月に更新して、受給者証が5月とかに来てしまうと、

4月と、もしかすると5月の受診時にも、

制度の適用を受けられない可能性がありますよね。

 

必要なものは、以下の通り。

自治体によって異なるかもしれませんので

念のためお住まいの自治体にお問い合わせください。)

 

  1. 健康保険証の写し(コピーは役所で取ってくれるので、原本を持っていきました)
  2. 印鑑
  3. 自立支援医療受給者証
  4. 個人番号カード または 個人番号通知カード

 

診断書が必要なのかなと思っていましたが、

初回の更新時は必要ないとのこと。

 

2年に一度必要らしいので、来年の更新時には

私は医師の診断書の提出が必要になります。

 

上記を持って、私が向かったのは役所の「障害者支援課」。

 

そうです、わたし「障害者」らしいんです。

一応五体満足で生まれ、健康に約30年「健常者」として

生きてきましたが、約30年目にして「障害者」になりました。

 

人間いつ障害者になるかわからないものですね。

出産して脳に異常を来たして障害者になる人もいれば、

事故や病気をして障害者になる人も。

 

しかし、たまたま「脳に疾患がある」だけなのに、

「障害者」認定されるのは、なんだか納得出来ないような

気もします。

まぁこちらは支援していただく側なので、

偉そうに文句は言えないですが。

もしかしたら、からだが不自由な方も

そう思っているのかもしれません。

「たまたま足が悪いだけなのに」

「たまたま目が悪いだけなのに」

って。

 

話がそれました。

お住まいの自治体によって提出先の名前は変わると思います。

障害福祉課や、保健福祉課が多いようです。

 

窓口で「自立支援医療受給者証を更新したい」旨を伝え、

必要なものを提出すると、

情報を印字してくれた用紙を2部出され、

それにサイン、捺印するように言われました。

また、いくつかの項目に○をしました。

該当する所得区分と、「重度かつ継続」に該当するか否か、

また治療方針の変更の有無。

(該当する所得区分は役所の方で教えてくれるので

心配しなくても大丈夫です。)

 

「重度かつ継続」という字面にはドキッとしますね。

認めたくないけれど、認めなければならないという・・・

もうここまで来たら、諦めて認めるしかないですね。

「わたしの疾患は重度かつ継続的な治療が必要です」と(笑)

 

約2ヶ月後に受給者証が送られてくるとのこと。

それまでにクリニックを受診する場合は、

更新手続きの控えを見せて、更新した旨を伝えるように

と言われました。

 

手続きには5分もかからなかったと思います。

受給者証を使っている方、忘れずに更新してくださいね!

 

こぼれ話

手続きの最中隣の窓口で親子が手続きしていました。

幼稚園ぐらいの男の子がフロア中に響き渡るぐらいの

大声で叫びわめいていました。

思わず眉をひそめてしまいました。

お母さん、どうして強く叱らないの?

 

でも「障害者支援課」に来ているということは、

彼はなにか病気なのだろうか。

だったら仕方がないけれど・・・

 

そうでなくて、しつけの問題なのだとしたら・・・

自分の子供はああはならないようにしたいなと思いました。

 

 でも、お母さんはどうしようもないのかなぁ・・・

子育てをしてみると、今まで眉をひそめていた子連れの迷惑行為って

大体「どうしようもない。母もお手上げ」なことが

多かったので。

 

 

 

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