産後うつを認識したきっかけと私が行った産後うつ対策5つ
こんにちは。まりもです。
今年もあと残り5日!
年始の親戚の子供達に渡すお年玉をどうしようかなと
悩んでいます。
今までもらう立場でしたが、あげる立場になると
なかなか気を揉むものですね。
さて今日の記事では私が「産後うつ」を認識したきっかけと、
私が行った産後うつ対策5つについて書きたいと思います。
私の場合正確には『産後再発した双極性障害のうつ状態』なのですが、産後うつになった人と症状としては
二アリーイコールの状態ですので、便宜的に「産後うつ」という
言葉を使わせていただきます。
それほど区別しなくても良いかなと認識しております。
私が「産後うつ」を認識したきっかけ
私が産後うつを認識したきっかけは、
妊娠中に友人から連絡が来たことです。
友人「まりもってさ、うつになったとき、どうやって治したの?」
私「病院行って薬飲んでなんにもせずにゆっくり休んで思考パターンを変えたら治ったよー☆(かなりざっくりした説明ですが笑)どうしたの?(友達がうつ病にでもなったのかしら?)」
友人「わたし、産後うつになったかもしれない・・・」
私「・・・え!?(いつも明るくてうつ病とは無縁そうなあなたが??)」
友人は3ヶ月前に子供を産んだばかり。
うつ病とは無縁のように見える明るい友人が、産後うつになるなんて・・・
産後ってなんて恐ろしいんだ。
もっとなりやすいに決まっている・・・
対策しないと・・・
これが私と「産後うつ」との出会いです。
妊娠するまでは全く「産後うつ」というものが
私のアンテナに引っ掛かりませんでした。
精神疾患を患ったことがあるにも関わらず、です。
「マタニティー・ブルー」と「産後うつ」と
まずは簡単にマタニティー・ブルーと産後うつの説明をしたいと思います。
女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンは妊娠中に急激に、大量に分泌され、出産した途端に急激に減少します。
女性ホルモンは感情のコントロールに影響するので、このようにホルモンが大きく変動するとストレスに対する抵抗力が低下し、情緒不安定になります。
さらに出産で体力を消耗し、体が完全に回復しないまま授乳やおむつ交換などの眠れない新生児育児に突入します。
「健康に育っているか」「このやり方であっているか」などといった不安が新米ママには常に付きまといます。
このような産後のホルモンバランスの変化や、環境の変化により、産後、ちょっとしたことで悲しくなって涙が出たり、気が滅入ったり、元気がなくなって赤ちゃんの世話を億劫に感じることがあります。
産後3日目から10日頃には、約半数の人が軽いうつ状態になるそうです。これを「マタニティー・ブルー」といいます。
マタニティー・ブルーのほとんどは時間の経過と共によくなり、約1週間ほどで治るそうです。
しかし、ここで軽快せず本格的な産後うつとなり治療が必要となる人もいます。
産後、ひどく憂鬱な気分になり、何に対しても興味や喜びを感じないような状態が2週間以上続く状態を「産後うつ」と呼びます。
産後2~3週から6カ月ぐらいの頃に発症することが多く、産後2週間が発症のピークですが、産後1年間は要注意期間と心得た方がよいそうです。
一般のうつに比べて不安や焦燥感が強く、様々な症状が出て重症化しやすい傾向があります。
症状としては、赤ちゃんを可愛いと思えなくて、家事や育児をする気が全く起きなくなったり、赤ちゃんの母乳の飲みが悪いと過剰に心配したりします。母親失格だと思って自分を責めたり、悲観的にしか物事を捉えられなくなり、ひどくなると自殺してしまいたいと思う希死念慮が出る人もいます。産後うつの場合、子供を道連れにしようとする「母子心中」にも注意が必要です。不眠や、食欲の減退も症状として挙げられます。国際的なスクリーニング法として「エジンバラ産後うつ病自己評価票」が使われているそうです。私も保健師さんが家に来てくれたとき、このスクリーニングを受けました。
もともと抑うつや不安の症状は、女性の方が男性より2倍も出やすい上、産後の女性は一般女性と比べて出現率が10~15%と一般女性に比べて高いそうです。「産後の女性はみんな、赤ちゃんが生まれて幸せいっぱいなのだろう」というのは世間の間違った思い込みと言うことが言えます。
私が理解した産後うつの原因
まずはインターネットで産後うつについて調べたり、
産後うつになった人のブログを読んだりしました。
私が理解した主な産後うつの原因は次の通りです。
- ホルモンバランスの影響で情緒不安定になる
- 出産で心身ともにボロボロになる
- 心身ボロボロの状態で眠れない新生児育児に入る
- 母乳信仰に追い詰められる
- 母子同室が母親を追い込む
- 子育てを失敗してはいけないというプレッシャー などなど
他にも、緊急搬送や予定外の帝王切開など、状況を理解しきれないまま出産が進むと、出産そのものを受け入れられなかったり、何が悪かったんだろうと自分を責めたりすることも原因の一つとして挙げられるそうです。また、赤ちゃんに病気や障害があったり、望まない妊娠だったり、復職に関するトラブルがあることも要因になることもあるそうです。うつ病や摂食障害などの既往歴があるとハイリスクだそうですが、このときの私はこの部分の重要性にあまり気づいていませんでした。
私が行った産後うつ対策
これを受けて、私は産後うつにならないよう対策をすることになりました。
- 自治体が行っているヘルパー派遣制度の事前登録をしておく。すぐに第三者に助けを求められる環境を整えておく。
- 日本人が書いた真面目で潔癖な育児本ではなく、外国の育児方法を書いた育児本を熱心に読み、例えば「母乳の呪い」にかからないようにする。(母乳が出なければミルクでOKと意識を作っておく)
- 夜は眠れるように、ネントレ本(ネンネトレーニングの略です)で勉強する。(夜泣きさせない!最悪夜泣きをしても、親は起きない!)
- 出産は無痛分娩にして体力を温存する!
- 母子別室を選択し、入院中は夜は寝ることを心がける!
しかし、今となってはこれらの対策は役立っている部分もあるのですが、私の場合対策の仕方を根本的に間違えていました・・・
「母子手帳をもらうときに双極性障害の既往歴を申告しなかったこと」
「精神科を定期的に受診し、妊娠・出産しようとしている旨を相談しなかったこと」
です。
これは産後初めてうつ病になった人とは大きく異なる点かもしれません。
私に双極性障害の既往歴が無かったのならば、上記のような対策でよかったと思います。
しかし、既往がある人は、ある人なりの対策をしなければいけませんでした。
うつ病や双極性障害などの精神疾患になったことがある人、病院の問診票などで既往歴「精神疾患」に正直に○していますか?
嫌ですよね、人に言うの・・・
ましてや「精神疾患」って・・・
一番人に言いたくないじゃないですか。
私は、嫌でした。抵抗がありました。
いつもその項目は、見て見ぬふりをしていました。
○しなかったんです。
まさかまさか出産が、こんなにも自分の体に影響を及ぼすと思っていなかったので、申告することの重要性に気づいていなかったんです。
あとになってこの事は看護師の友人にすごーく怒られました・・・
ここで教訓です。
『精神疾患の既往歴は、医療関係者には嘘偽りなく申告せよ。』
妊娠中に熱心に読んだ本です。
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