まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

産後うつ闘病記 精神科入院生活12 「躁」の静め方・退院決定・薬の追加

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こんにちは。まりもです。

 

昨日は子供の服を買いにセールに行ってきましたー♪

我が家はセールの時に、来年着る服を買うという

節約スタイルでやっております。

すぐに大きくなってしまうので、

ほぼワンシーズンしか着ない子供服、

100円でも安く購入するのです!笑

 

さて、今回の記事ではわたしが退院することになった話と、

入院生活を通して経験した躁の静め方、

そして副作用止めについて書きたいと思います。

コンテンツが大渋滞していますね(笑)

 

「躁」状態からの回復

 

私には知らされていなかったのですが、当初関係者の見込みでは

私の入院予定期間は2ヶ月だったそうです。

 

早く子供と一緒に過ごしたいとの思いから、

わたしはメキメキと回復していきました。

外出時や外泊時に、自分のからだの衰えを目の当たりにしたので、

体力作りのために腕を振って廊下を一生懸命歩いたり、

手すりに掴まって腕立て伏せをしていました。

わずか3キロ超しかない赤ちゃんが重く感じられてしまって

仕方がなかったのです。

(このときは、体力の衰えと思っていたのですが、後にこれが

精神症状によるものor薬の副作用であったと判明します。)

 

入院中って本当に体力が落ちるんです。

動く量も少ないし、重いものを持つこともないですから。

私たちのように、ベッドに寝たきりというわけでなくとも

そうなのですから、

ベッドに寝たきりの入院をしていた人たちはもっと体力が落ちて

退院後大変だろうと思います。

 

ガンになって精神的なバランスも悪くしてしまったAさんは、

腕を振りながら歩いたり、腕立てふせをしている私を見て

 

「やっぱりお母さん達は強いね」

 

とボソッと言いました。

 

Aさんはお子さんはいない方でした。

Aさんの子供に関する考え方や、

子供を持たない人生の考え方について

聞いたことはないけれど、

その言い方に少し切ない気持ちを感じ取りました。

 

メキメキと回復と書きましたが、

ここまでで注意していただきたいのは、

わたしは出産して以降情緒不安定ではあったものの、

基本的には「躁」の症状であって、

「うつ」の症状は出ていないということです。

「うつ」の症状は退院後出てきますので、

産後うつうつ病に興味があって読んでいただいている方、

申し訳ないですがもう少々お付き合いいただけますと助かります。

 

産後うつ闘病記」という言葉を使うのはまずかったかしら。

産後うつから双極性障害になる人もいるし、

産後双極性障害を発症する人もいるので、

大目に見てくださるとありがたいです。

 

「躁」の静め方

 躁の場合、「治し方」よりも「静め方」(鎮め方?)の方が

個人的にはしっくり来ます。

 

今回入院してみて、「躁」を鎮めるために

医療従事者が私に試みたのはこういうことかなと

私が理解したことを書きたいと思います。

 

  1. あらゆる刺激を排除する
  2. 規則正しい生活
  3. 十分な睡眠
  4. 適切な服薬

 

このうち1に関して解説します。

 

1. あらゆる刺激を排除する。

 

これが一番有効だったのではないかと思います。

症状が悪い時の私にとっての刺激とは「家族」「赤ちゃん」です。

 

スマホも最初は取り上げられていたので、

スマホから得る「情報」や連絡を取り合う「友人」

排除されたのだと思います。

 

あくまで一患者としての個人的な感想ですが、

「躁」の時の脳の中は刺激過多、感情過多

尚且超高速回転のオーバーヒート状態です。

 

病院て基本的に真っ白で、何もないので、

頭の中を空っぽにするには最適です。

「何もさせない」ことが大事なのでしょう。 

 

Ⅱ型の「軽躁」ならともかく、私たちⅠ型の躁の場合は、

入院する他鎮める方法はないのでしょうか・・・

(Ⅰ型、Ⅱ型の分類に関して詳しくはこちら『双極性障害』とは

 

まぁ放っておいたらそのうちうつ状態になるんですけどね。

躁を放っておくと、問題が発生しがちなので・・・

例えば、ものすごい額の借金をしてしまうとか。

 

退院が決まる

 

外泊を2、3回経た後、ついに退院できることになりました。

入院してから約1ヶ月後のことです。

 

長期になりがちがちな精神科の入院にしては、

短期で済んだ方だと思います。

 

ちなみに、私が入院していた病院はおそらく「急性期病棟」でした。

(落ち着いていて慢性的な人もいたけれど)

最長3ヶ月までしかいられなくて、3ヶ月以上の入院になる場合は

他の病院に転院しなければならなかった思います。

 

ひとつ思うのが、もし担当のO医師が

研修医ではなく、ベテラン医師であったなら

もう一ヶ月長く入院させたのではないかということです。

確かに、O医師との会話の中では私はかなりシャキッとして

いましたが、少し気負っていた部分がありました。

私の入院時の症状に対して、1ヶ月の入院では

やや急いだ感があるなと今となっては思います。

 

それでも、当時の私はもう限界。

一刻も早く退院したくて、あれ以上病院にはいられなかったけれども。

 

薬の追加 エビリファイの副作用止めビペリデン

※薬の副作用の話をしますが、過度に恐れず医師の指示に従って

正しく服薬してください。

 

退院が決まった日の数日後、

看護師Kさんが私に声をかけてくれました。

 

看護師Kさん「じっとしていられないの、辛そうだね」

 

私「はい、実は数日前から椅子に座っていられなくて。

服薬後の5分間が辛くて辛くて仕方がないんです。」

 

看護師K「やっぱりね。レクの時もすぐ立ち上がって歩いてたから、

辛いのかなと思って見てたよ」

 

看護師Kさんは産後うつ闘病記 精神科入院生活3 精神科閉鎖病棟で働く人々で書いた、私が到底敵わないだろうと思う「THE気の強い女」の一人。

 

怒られたくないし、苦手意識があったので

普段はなるべく関わらないようにしていました。

 

しかし、このときアカシジアを指摘してくれたことで、

「この看護師さんはしっかり患者のことを見てくれているんだな」

と思いました。

 

私がKさんに言われるまで看護師さんに対して

「じっと座っていられない」とアカシジアのことを

言わなかった理由は、

 

言ったところでどうにもならないのだろう。

副作用なのだから。

 

と思い込んでいたからです。

 

それなのに、実はアカシジアを止める薬があると!!!

 

なーにーーーーーーーー!?!?

 

とクールぽこ状態でした。

 

薬の名前はビペリデン(先発薬:アキネトン)。

 

退院直前だったので新しい薬を飲むのは勇気が要ったのですが、

看護師さんに、「入院中に飲んでおいた方が安心」と言われ、

飲むことにしました。

 

・・・が!!

 

この薬によってアカシジアは止まったものの、

今度は足が自由に動かなくなり、

私は片足を引きずりながら歩く状態になってしまいました・・・

副作用止めが新たな副作用を生む例ですね。

 

この時は、エビリファイの副作用で

買い物に行っても洋服のタグの値段が読めないぐらい

目が見えなくなっていて、

さらに片足も引きずりながら歩く状態になってしまい

本当に不自由で情けない気持ちでした。

 

この頃の私は、とても人に会える状態ではありませんでした。

 

 

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