まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

産後うつ闘病記 精神科入院生活9 「看護学生さん制度」

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こんにちは。まりもです。

 

昨日のブログは内容が地味なので、

うーん・・・つまらないかも・・・

と思いながらもアップしたのですが(おい笑)、

なぜか300近いPVを頂きましたー!

なぜだろう(笑)

 

さて、今回の記事では楽しかった「看護学生さん制度」について

書きたいと思います。

 

看護学生さん制度

入院中の思い出の一つに、「看護学生さんの実習」というのが

挙げられます。

わたしが入院していた病院は、

医療従事者の研修施設も兼ねていたようです。

大きい病院は、大体そうなのでしょうか。

 

ある日、入院仲間の一人が、

「学生さん制度って言うのがあってね」

と教えてくれました。

 

彼は以前のブログに書いた、

産後うつ闘病記 精神科入院生活2 精神科閉鎖病棟の患者たち - 産後メンタルクライシス

働きすぎてしまう若者。

具体的な病名は聞かなかったけれど、

働きすぎて生活リズムが狂うと妄想が出てしまう人でした。

その妄想を初対面の人にぶつけてしまうので、

ここに入院することになった、と言っていました。

彼は元気そうに見えますが入退院を繰り返しており、

以前入院したとき、この「看護学生さん制度」を体験したそうです。

彼はそれをとても楽しみにしていました。

 

看護学生が5人一組で実習に来るのです。

ラッキーなことに(?)、わたしの入院期間は

この実習期間に当たりました。

 

5人の初々しい、水色のエプロンをつけた若い女の子たち。

看護学生にも専門学生や大学生と、色々いると思いますが、

いずれにせよ20歳そこそこの子達でしょうか。

 

その中の一人の子が、アラサーのわたしの心を

鷲掴みにしました。

お顔がとてもかわいくて、笑顔が素敵な女の子。

(美人・美女好きなんですよね笑 えへへ)

まるで、「白衣の天使」という言葉がピッタリな、

看護師になるために生まれてきたような子。

(看護師さんに怒られるかも笑)

わたしが病院採用担当者ならば、間違いなく採用すると

思うぐらい全身が光輝いていました。

(大袈裟なぐらいべた褒め笑)

 

わたしがその子に熱視線を送っていたのが幸いしたのか(?)、

なんとラッキーなことにその子が運良くわたしの担当に

ついてくれることになりました。

 

5人の子が一応形式上担当患者を持つ、

という感じでした。

患者の選考基準は、症状が落ち着いている人

だったんだと思います。

この頃になると、私も躁状態がだいぶ収まり、

元の自分を取り戻しつつあったので。

 

しかし、元の自分に戻れば戻るほど、

まさか自分がこの若い女の子のお世話になるとは・・・

と少し恥ずかしいような気もしました。

 

おそらくですが、他の科では先輩達に気を使いながら

若干お荷物扱いされているであろう彼女たちは、

精神科では大活躍でした。

 

まず、ベッドのシーツを替えるのを手伝ってくれました。

他の科ではベッドのシーツを患者が変えることは

ないのではないかと推察しますが、

精神科ではリハビリも兼ねているのか、

患者自身がベッドのシーツを替えます。

1週間に1回だったかなぁ。

それでも素人にはなかなか難しいので、

看護学生さんが手伝ってくれるのです。

 

上手でビックリしました。

看護学校で習うそうです。

看護師の基本のき、なのでしょうか。

 

なにかする度に、その担当の子は、

「まりもさん、○○しましょう~」と

優しく明るく話してくれました。

 

いくら看護学生さんとはいえ、

精神科の閉鎖病棟なんて、

ドキドキハラハラしないのかな。

 

精神疾患の患者さんとの接し方、

なんかも看護学校で習うのでしょうか。

 

彼女たちの頭に、わたしの症状や入院した経緯が

入っていると思うと、少し恥ずかしかったです(笑)

 

また、オセロやトランプの相手になってくれたり、

患者の一人が取り組んでいる、パズルを一緒にしてくれたり。

 

若くてかわいい女の子達に、男性患者たちも

嬉しそうでした。

若いって、価値ですよねえ(しんみり)。

 

また彼女たちの仕切りで、椅子に座って行う体操も

行いました。

いきものががりの『ありがとう』に合わせて行う体操で、

私たちはそれを「ありがとう体操」と呼んでいました。

 

だいぶ落ち着いているとはいえ、

やはり多少情緒不安定だったのか、

体操をしながらその『ありがとう』を聞いて、

少し泣きそうになりました。

 

椅子に座って、こんな体操をするなんて、

老人ホームの老人になった気持ちだったけれど(笑)

 

彼女たちがいるだけで、

どんよりマンネリした病棟は、

パッと明るく華やかで楽しいものになりました。

私たちを管理・指導する看護師ではない、

「頭のおかしくないまともな人(しかも若くてかわいい女性)」

がそこにいてくれるだけで、ほっとしたものでした。

 

わたしの担当になってくれた女の子は、

お母さんが看護師さんだそうです。

他の学生さんたちも、そのような子が多かったです。

 

お母さんの働く姿を見て、

「看護師っていいな。私も看護師になりたい。」

と思えるなんて、素敵な仕事だと思います。

 

彼女たちの精神科での実習期間は約1週間。

1週間経つと、今度は別のグループが実習に来ました。

 

 

産婦人科での出産から精神科入院まで、

(そして後で述べるかわかりませんが小児科入院も)

沢山の医療従事者と接しました。

 

中でも、看護師さんと接することが多かったので、

色々と思うことが多かったです。

 

大変だと思うけれど、とても素敵な、尊い仕事だと思います。

 

子供が大きくなったら、看護師さんて素敵な仕事だよと

伝えよう。

 

看護師さんを始めとする、日本中の、世界中の

医療従事者に敬意を表します。

 

担当してくれた彼女を始めとする

学生さんたちに伝えられなかったことを、

ここで伝えたいと思います。

 

「いつも笑顔で、優しく接してくれてありがとう。

あなたはきっといい看護師さんになるよ。

これから辛いことや悲しいことも

沢山あるかもしれないけれど、頑張ってね。」

 

 

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