まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

失うものばかりじゃない!うつ病になって良かった7つのこと

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こんにちは。まりもです。

 

うつ病双極性障害などの気分障害になってしまった・・・

と落ち込んでいる人は多くいると思います。

 

しかーし!落ち込まないでください。

病気になったことで、失うものばかりではありませんよ(^^)

私は病気になった経験から、得られるものが沢山ありました。

 

今日は皆さんの気持ちが少しでも明るくなるように、

気分障害になって良かったこと7つについて書きたいと思います。

 

目次

 

気分障害になってよかったこと

 

薬や病気に対する知識を増やすことが出来た

 

病気になると、今まで知らなかった症状に見舞われます。

また、色々な種類の薬を服薬するようになります。

これらは病気にならなければ、出会うことのない知識だったかもしれません。

 

傷病手当金自立支援医療など、各制度について知ることが出来た

 

病気になると様々な制度があることを知ることが出来ます。

知らないで生きるよりも、これらの知識は末永く役に立つはずです。

 

人生経験を一つ増やすことが出来た

 

人間は生きている間に色々な経験をした方が、

深みが出るような気がします。

うつ病双極性障害などの病気になって、治療し、幸運にも

寛解することが出来れば、それも一つの大事な経験だと思います。

 

テレビや書籍で、有名人が「うつ病を経験した」などと紹介されることが

ありますよね。

順風満帆なつまらない人生よりも、荒波にもまれ紆余曲折あった人の

人生経験のほうが、話を聞いてみたいなと思いませんか?

 

世の中のうつ病双極性障害の人々の気持ちがわかるようになった

これは大変大きな収穫だと思います。

厚生労働者のHPによると、少し古いデータですが

うつ病の患者は2008年には100万人を超えており、

双極性障害の患者数も数十万人はいるとされているようです。

(随分ざっくりしていますね笑)

 

うつ病双極性障害は、本当になる前となった後では

認識が大きく異なる病気だと思います。

みんなよくわかっていないのに勝手な思い込みで偏見を持つんですよね。

 

でも実際に病気になると、こういうことだったのか、

こんなに辛いのか、と病気の人々の気持ちがわかるようになります。

自殺する人の気持ちだってわかるようになりますよ。

 

気分障害にはならないに越したことはないかもしれませんが、

私は「こんなに多くの人々の気持ちがわからないなんて、

病気になったことがない人は可哀想だなぁ」とさえ思うことがあります(笑)

 

世の中のうつ病双極性障害の人々に味方になってもらうことが出来る

 

他人が自分と同じ気分障害の患者だと知ると、一気に親近感が湧きませんか?

私は、湧きます。

自分の気持ちを分かってくれる人だと嬉しくなるし、

相手が困っていたら助けてあげたいと思います。

多くの人がそう思うのではないでしょうか。

 

病気になってしまうと、自分だけが辛い思いをしているように

感じることもあるかもしれません。

しかし、あなたは一人ではありません。

 

「実は私ね」と打ち明けると、案外みんな「実は私も・・・」とか

「私の家族もね・・・」などと打ち明けてくれるものですよ。

 

特にネットでは、同じような病気をした人が沢山情報を発信しています。

現実社会でカミングアウトをするのは勇気が要る方は、

専用アカウントを作ってネット上でコミュニケーションを取って

みられてはいかがでしょうか。

 

同じ病気で悩む人の相談に乗ることが出来るようになった

これも嬉しい収穫です。

私は友人たちに、病気のことをちょこちょこ話しています。

 

すると、友人達が自分や家族のことで精神的問題を抱えた時に、

相談しに来てくれるんですね。

 

もし私が病気になっていなかったならば、彼女たちは

私に相談をしてくることはなかったと思います。

 

また、万が一相談してくれても、

あいまいなよくわからない回答をするのみで、

下手するととんちんかんな、的外れの回答をしていたかもしれません。

 

素人ではありますが、一時患者として

気分障害に関する悩みには的確に応じることが出来ると思うので、

数少ない強みが一つ増えたような気持ちさえしています(笑)

 

事件のニュースなどを、今までとは異なる角度から見ることが出来るようになった

 

病気になる前は「心神喪失状態にあり」とか

「責任が取れない状態だった」などと聞くと、

ただ訳も分からず憤るだけだったと思いますが

今ならわかります。

どういうことなのか。

 

もちろん、病気ならば何をしても良いと考えているわけではありません。

しかし、法的トラブルを起こしてしまう精神的異常があることについては

理解できるようになりました。

 

特に、私は比較的法的トラブルを起こしやすい激躁になりうる

双極性障害ⅰ型を患っているので、色んなニュースを見聞きすると

「病気かな・・・?」と思うことが出来るようになりました。

 

子供の虐待に関するニュースも然りですね。

もちろん虐待は許されることではありません。

しかし、虐待のニュースを見聞きすると、

まずは親の精神状態はどうだったのだろうと冷静に

思いを馳せることが出来るようになりました。

 

このように、気分障害になっても失うものばかりではなく、

得られるものが沢山あります。

 

一人でも多くの人が、この病気を乗り越えることで、

その経験を大きな財産として笑顔で生きていくことが

出来れば良いなと思います。