まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

産後うつ闘病記 うつ状態症状④ 希死念慮・子供が可愛いと思えない

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こんにちは。まりもです。

 

昨日はブログの更新をサボってしまいました…

連続更新記録が途絶えてしまい残念です。

 

さて、今回の記事ではうつ状態の症状④として

希死念慮と子供が可愛いと思えないことについて書きたいと思います。

 

希死念慮とはうつの症状の一つで

「死にたい」と願うことです。

 

うつ状態の最も暗い闇の部分です。

 

希死念慮

入院中、重度うつ病の若者に偉そうにアドバイスをした私ですが、

(詳しくはこちら↓)

marimomental.hatenablog.com

 やはりうつの症状には勝てず、希死念慮はやってきました。

 

今回私の脳内にやってきたのは、

こんな考えです。

 

「早くベランダから飛び降りなくちゃ。

でもここから飛び降りても、太ももの骨を折る程度かもしれないなぁ…

でも、とにかく早く飛び降りなくちゃ。」

 

この思考が1~2か月続きました。

 

ばかでしょう?(笑)

 

これが、うつです。

 

うつになったことのない人はギョッとするかもしれませんが、

今回の希死念慮は初発のうつに比べてずっとマイルドでした。

 

ちなみに私は希死念慮の先の、「自殺企図」まで

いったことがあります。

(詳しくはこちら↓)

marimomental.hatenablog.com

 

母と妹が買い物に出たとき、チャンスと思って

赤子を階下に置いたまま上の階に行きました。

 

ベランダから身を乗り出して、

下をのぞき込みました。

 

風が冷たくて、コンクリートに体を打ち付けられると思うと

怖かったです。

 

今回は私は赤子とは別行動を取ろうと思っていましたが、

母親によっては自分がいなくなった将来を悲観して

子供を道連れにしようとする人もいると思います。

 

産後うつの怖いところは、失われる命が最大1+子供の人数

になる可能性があるところです。

 

時々、母子心中のニュースがありますが、

ほぼ100%間違いなく母親はうつなどの病気だと思います。

 

今回はやめておこう、と階下に戻ると

赤子が一人で泣いていました。

 

今日はやめておこう、

今日はやめておこう、

 

が続いた結果、今に至ります。

 

子供が可愛いと思えない

 

うつになったことがなくて、

子供が可愛くて仕方がない、

いつも愛情いっぱいのママには理解されないかもしれませんが、

産後うつになると自分の子供が可愛いと思えなくなるなんていう

嘘のようなことが起こることがあります。

 

でも、うつ状態だとすると、

当たり前かなという感じです。

 

 うつになるとあらゆるポジティブな感情が失われます。

 

花を見ても美しいと思わない。

何を食べてもおいしいと感じない。

どこにも行きたくない。

誰にも会いたくない。

大好きなミュージシャンのライブにも行く気がない。

大好きだった趣味もやる気がない。

 

自分の子供を見ても、

「可愛い」と思えなくなってしまうんです。

 

しかし、産後うつになってこのように生後間もない

自分の子供を可愛いと思えなくなると、

母親は自分を責め悩みます。

 

私もこの気持ちがうつ症状の一つだと気づかないうちは、

とても悩みました。

 

母親として、今後約20年間育児をしていく上で、

致命的なものを失ったのではないか。

 

今後どうやってこの子と接していこう・・・と。

 

また、私は今回陥らなかったのですが、

産後うつでは「子供が怖い」

という症状も多く見られるようです。

 

この症状になると、子供と同じ空間にいることが

出来なくなり、苦痛だと思います。

 

病気が治ってみた今は、

子供が可愛くて仕方がなく、

あの時の悩みは杞憂に終わりました。

 

しかし、私のスマホには、子供が1~3か月の時の写真が

ほとんどありません。

子供の成長からずっと目を背けており、

私の時は、子供を産んだ夏のあの日で止まっていたからです。

 

バカだと思われるかもしれませんが、

ベッドの中で目をぎゅっとつぶって、

「子供を産んだあの日に戻れ」

と念じて病気になる前に時を戻そうとしていたんですよ(笑)

それも1か月以上はやっていたかなぁ。

うつって不思議ですね。

 

子供には本当に申し訳ないですが、

幼い時の短期間で済んでよかったと思うことにします。

 

子供が可愛いと思えなくて悩んでいるママ、

もしかしたらそれは産後うつのせいかもしれません。

 

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