まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

産後うつ発症までの経緯2 退院当日に私がパニックになった理由と9つの産前アドバイス

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こんにちは。まりもです。

明けましておめでとうございます。

今年も皆さんにとってよい年になりますように。

 

今回の記事では、退院当日に私がパニックになってしまった理由と

そうならないための9つの産前アドバイスについて書きたいと思います。

 

退院初日私がパニックになってしまった話

 なんとか無事に実家に帰ることが出来た退院初日。

実家での新生児育児が始まりました。

 

不安な気持ちで一杯でしたが、

とりあえず、おっぱい・ミルク・オムツさえきちんと

出来ればなんとかなるだろう!大丈夫!

と自らを奮い立てました。

 

 

しかし・・・

 

 

 

・・・なんとかなりませんでした・・・

 

親戚から譲ってもらい用意していた哺乳瓶の乳首の形が

病院の形と違うので、違和感を感じたのか吸わず

泣きわめく赤子。

完母に出来るほどは母乳も出ていなかったので、

絶対にミルクを飲ませないと泣きやみません。

 

まずい・・・

 

このままでは泣き止まないまま夜を迎えてしまう・・・

 

私はすぐに病院に電話をして、

病院で使っていた哺乳瓶の種類を尋ねました。

(入院前・入院中に確認しておくという発想が全くなかった!)

 

既に外来は終わっている時間。

病棟の看護師さんと思われる方が対応してくれました。

看護師さん「えーっと・・・確認して折り返しますね」

 

焦る私は、なぜ哺乳瓶の種類を把握していないんだと

少しイラつきました。

毎日それを使ってミルク作ってるのに・・・!

 

病院から折り返し電話がかかって来ました。

看護師さん「病院で使っているものは、病院専用のもので市販品ではないみたいです。ボニュウジッカンが乳首の形としては近いです。」

 

私「へ?ボ、ボニュウジッカンですか?はぁ、わかりました・・・」

 

なぜ市販していないものを使うんだ、とまたイラつきました。

冷静に考えてみれば、新生児用だし、病院なんだから仕方ないんですけどね(笑)

 

幸い、近所に某赤ちゃん用品店があります。

ギリギリ営業時間に間に合いそうです。

 父が帰宅するや否や車を飛ばしてもらいました。

 

ベビー用品の予習が甘かった私。

哺乳瓶は親戚のお下がりがあるから大丈夫とたかをくくっていました。

「・・・ボニュウジッカンってなに!?」

 

Pigeonというメーカーの、

「母乳実感」という製品だったんですね。

ミルクをやるのに、母乳実感?と思いながらもなんとか手に入れ、

他に買い忘れたものがないか、産後間もない体で

赤ちゃん用品コーナーを隅から隅まで駆けずり回りました。

 

 無事ボニュウジッカンは見つかったものの、

他の買い物をしている時もこれは必要?

これとこれはどっちがいいの?とわからないことばかり。

 

店員さん達はみんな忙しそうで、

空いているのは茶髪の派手な若いお姉さん・・・

しかもよりによってバッヂには「研修中」の文字。

 

仕方なく、これとこれで迷ってるんですけど・・・

とそのお姉さんに質問すると、

「こちらをお買い求めになりますと、正直こちらはなくても

いいと思いますよ!」と迅速で明確な回答。

明るくて丁寧な接客。

すべての質問に対し、的確に答えてくれました。

 

拍子抜けした私は、「お姉さん新人さんじゃないんですか?」

 と聞きました。

するとお姉さんは

「わたし、4歳の子どもがいるんで!」とのこと。

 

そこで私は、藁をもすがる気持ちで色々と教えてもらいました。

同時に、見た目で判断した自分を恥ずかしいと思いました。

 

母親業には、若いとか派手とか関係なくて、

1ヶ月でも早く産んでいる人が先輩で、自分は新人。

わからないことは素直に先輩に教えてもらうべきということを

身に染みて実感しました。

 

ピジョンの母乳実感です↓ わたしはプラスチック製を使っていました。

 

 

今まで、ギャルママ(死語かな?笑)とか眉をひそめていた

時もありましたが、今は違います。

この人たちも、あの辛い妊娠・出産を経験してるんだよな。

育児しながらもおしゃれしてて偉いなと尊敬の眼差しで

見つめています(笑)

 

叩かれがちな、某スーパーブロガーのママタレさんなども、

本当にすごいなと尊敬しています。

 

出産してから、世の中のすべての母達を尊敬するように

なりました。

育て方がどうであれ、まずは10ヶ月間重く不自由な思いをしながら

お腹で大事に育てて、

痛く苦しく不快な出産を経て、

昼も夜もない新生児育児をしているなんて。

 

 

入院中または退院直後に、私のようにパニックにならないための

アドバイスです。

 

産前アドバイス

  1. 検診で病院に通っているときに、看護師さんに病院で使っている哺乳瓶、ミルク、おむつ、おしりふきの種類を確認しておく。とりあえず少量ずつでいいので、同じものを揃えておくと安心。病院で販売していることもあるので、事前に要確認。
  2. 子供がいる(兄弟)姉妹、友人を捕まえて、ベビー用品店を回る。特に、子供がいる兄弟姉妹がいない場合は、事前知識がかなり乏しい状態なので注意が必要。3人の異なる人と3周回ると完璧!(少しやり過ぎかな?笑)母乳派、ミルク派両方いるとなお良し。やはり実際に使う人の口コミが一番です。
  3. 出産経験のある姉妹、友人には心置きなく頼る。友人の場合は、聞かない限りあまりベラベラとアドバイスはしてくれない。彼女たちは聞けば喜んで口を開いてくれる。(考えられる理由:良かれと思って発したアドバイスが、時に人を苦しめることをよくわかっているため、自ら余計なことは言わないようにしよう、求められたときのみ応じるようにしよう、と思っている。また、経験しなければわからないということもよくわかっているため、とりあえず静観している。)
  4. ミルクの作り方、消毒の仕方などは、事前に家で一通り練習しておく。産んでからなんとかなるでしょ、病院が教えてくれるでしょ、と予習を怠ると私のように産後インプットの多さにパニックになるかもしれません。
  5. 生まれる前にチャイルドシートに赤子を乗せる練習をしておく。
  6. 出生届、会社への提出書類などはほぼ完璧に仕上げ、必要書類のコピーも済ませ、夫に引き継ぎを完了しておく。産後の事務処理は夫の仕事。夫からあなたの勤務先への代理提出もあり。出生届は病院が記入してから用紙をくれる場合もあるので、産院に要確認 。
  7. 新生児育児の勤務内容、勤務体系を理解する。
  8. 新生児育児シフトに入れる労働力を確保する。使えるものは昭和世代の実父でもなんでも使う。日中は働かなければならない夫だけ、の場合などは外部からの調達も検討する。
  9. 家族会議を開催し、シフトを組んでおく。

 

7~9に関しては次回以降の記事で詳しく解説しますね。