まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

産後うつ発症までの経緯4 私が経験した色々な症状について 不眠・情緒不安定・食欲不振・神経質

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こんにちは。まりもです。

今日は子どもを母に預けて、友人と地元で話題のパンケーキを

食べてきましたー!

実家にいると気軽に子どもを預けられて良いですね。

実家が近い人が羨ましいです・・・

 

さて今回の記事では、私が退院後どのように精神症状を

悪化させていったかを書きたいと思います。

時系列にするか、症状別にするか悩んだのですが、

症状別にしてみました。

故に時間軸が行ったり来たりしてしまってすみません。

時系列に編集し直すかも。

 

不眠

まず、最初に産後うつを含むうつ病双極性障害の代表的な症状、

不眠です。

 

前回のブログ

産後うつ発症までの経緯3 ブラック企業よりも過酷な新生児育児の勤務体系・勤務内容と新生児育児を乗りきるコツ - 産後メンタルクライシス

に書いたように、

バタバタと慣れない赤子のお世話をしているうちに、

気づけば朝がやってきました。

 

あれっ、一睡も出来なかった・・・

 

家族が起きてきたので赤子を託して眠ろうとするも、

頭が冴えてうまく眠れない・・・

一睡もしていないので、普通なら眠くて仕方がないはずなのに。

どうしたんだろう・・・まずい。

 

そうこうするうちに、

2日目の夜もまた眠れませんでした。

眠れないのは、出産でいきんだために起こっている

首・肩・腕の筋肉痛のためかな、と思い始めました。

私の首・肩・腕の筋肉はガチガチで、

横になっていても体が辛かったです。

(皆さんも産後の筋肉痛辛かったですか?

私は産後筋肉痛になる、なんて知らなくて誰か教えておいてよ・・・

と思っていました。)

夜中授乳の合間にヨガをしたり、

オイルでマッサージしたり、痛みをほぐすのに必死でした。

(湿布を貼る、という考えに至るまでに時間がかかりました。)

 

 会陰マッサージ、乳首マッサージ、産後のマッサージはこのオイルを

使っていました↓ 少し高いですが赤ちゃんにも使えるしおすすめ。

 

3日目の夜もまた一睡も出来ませんでした。

 

あまりに首・肩・腕が痛いので、

授乳の合間に赤子を家族に託してオイルマッサージに

駆け込んだほどでした。

 

オイルマッサージに駆け込む前に、

産婦人科か精神科に駆け込んで、睡眠導入剤

出してもらわなければならなかったのに。

 

新生児育児の怖いところは、その昼夜ないスケジュール故に、

不眠に気づかせるのを遅らせるところです。

不眠の怖さは、知っているつもりだったのに。

 

また、私は精神状態が悪くなると、

「病院に行ったほうが良い」などの判断が正しく出来なくなります。

 

母は、私がおかしくなっているのに気がついていて、

「病院(精神科)に行った方がいいんじゃない?」

と助言してきました。

 

しかし私は、

「まだ1週間健診も終わっていない。

産婦人科にかかっているのに、

精神科にかかったら産婦人科の先生に失礼だ。

私はまだ産婦人科の患者だ。余計なことを言うな。」

とブチ切れました。

 

そんなこと気にせず、さっさと病院に行けば良かったのに・・・

 

私見ですが、2日不眠が続いたら、

病院に行って睡眠導入剤を出してもらった方が良いと思います。

不眠は本当に恐ろしいです。

「正常に生きていくための機能を失っている状態」です。

 

4日目の夜も一睡も出来ませんでした。

 

夜眠れないと、余計なことを色々考えました。

 

なぜ産後すぐの、心身ともにボロボロで

出血も続いているような人間が、

管理職として24時間勤務のシフトに

入らなければいけないのだろう。

今まで女の人はこんなこと古来から脈々と

文句も言わずろくに改善もせずにやってきたの?

バカじゃないのかな?とか。

 

こんなことしていたら死ぬな、と思ったので

私は2交代制を導入しました。

 

「私は夜勤に入るから、家族の皆さん昼間赤ちゃん見てて」

 

かといって夜勤が明けても眠れないし、

後に述べるように家族との関係も悪化していたので、

マッサージに行ったり、

育休中の友人に会いに行って話を聞いてもらったりしました。

 

また、夜勤の時間までショッピングモールで過ごすようになりました。

 

この頃の私は、赤子を守るために、

自分を正常に保つために赤子と距離をおいていたのに・・・

 

ずっと後になって、私の入院計画書を見つけたとき、

この頃の私は漢字4文字でこう表現されていました。

 

育児放棄

 

私は目を疑いました。

同時に、母親業ってなんてブラックな職場なんだろうと

絶望しました。

 

今も不本意な気持ちで一杯です。

 

情緒不安定

産後は、多かれ少なかれ多くの人が情緒不安定になるそうです。

私の場合は、このような症状が出ました。

イライラ

この頃実母に対するイライラがピークに達し始めます。

 

ミルクの作り方やミルトンの交換の仕方など、

「もう、お母さん歳だから忘れちゃって・・・」

といちいち言い訳がましいことを言うのです。

 

それに対して、こっちも産後の働かない頭で必死に頑張っているのに、

なんでそんなことを口に出すわけ??とイライライライラ。

今ならまぁ仕方がないと思えるんですけどね・・・

その時は必死だったのです。

 

「子供は早いうちに」

は女性が言われて嫌な言葉ランキング上位に入ると思います。

私も言われるのはすごく嫌でした。

 

しかし、この時は「ああ、頼れる親も老いていくからか・・・」と

妙に納得したものでした。

 

最終的に、私は母親とメモ書きでコミュニケーションを取るようになります。

直接会話をするとイライラするからです。

話しかけられることをはっきりと拒絶するようになりました。

 

ハイテンション

それから、私はこの頃産後ハイ(躁の少し手前)だったので、

自分では気づいていなかったけれどハイテンションだったと思います。

 

赤子をあやしている時に、自分では気づかなかったけれど

声が大きかったようで、母がいちいち

「声が大きい」と注意してくるのも鬱陶しかったです。

 

過共感

これは私が独自に命名した症状です(笑)

 

音楽を聴いて荒ぶる心を鎮めようとしました。

大好きなL'Arc~en~Cielの曲や、クリス・ハートさんの歌など、

家にあったものを聴いていました。

不眠によって神経がどんどん過敏になってきて、

メロディーに合わせてボリュームを調整したり、

心の動きに合わせて曲順を変更したりしていました。

夜中に、大音量で。

 

ラルクの『Pieces』や、クリス・ハートさんがカバーしている木村裕策さんの『home』など、子供や家族のことを歌った曲を聴いてはおいおい泣きました。

このような、過剰に歌詞や人の境遇に共感し、

感情的になることを「過共感」と呼びます(勝手に)。

心鎮まっていませんね(笑)

 

夏で暑かったせいもあり、

私は一日中上半身裸で、

肩から胸にかけてタオルを巻いただけの状態で、

汗だくになりながら、

いろんな感情で号泣しながら、

乳牛と化していました。

 

おすすめです↓ 福山雅治さんの『家族になろうよ』のカバーも泣ける 

Heart Song

Heart Song

 

 

号泣

わたしは普段人に気を使うタイプで、

友人たちを自分から遊びに誘うことはあまりないのですが、

このときははっきりと友人達にSOSを出して構ってもらっていました。

特に、先輩ママたちには積極的にアドバイスを請いました。

 

友人に会ったり電話をしたりして話を聞いてもらっているとき、

何人もの友人の前で号泣していました。

友人達はみんな私の話を優しく聞いて、

慰めてくれました。

なんて迷惑なんだろう(笑)

 

また、オイルマッサージに駆け込んだときも、

号泣していたので、変な客が来たと驚かせてしまったと思います。

店員さん、ごめんなさい。

 

食欲不振

 

バタバタと忙しくお世話に追われていると、

ご飯を食べる時間が取れませんでした。

 

食事の用意をしたと思ったら泣かれるので、

夜中の4時にやっと夜ご飯、とか。

 

ヨーグルトやゼリーなど、さっと口に入れられる

流動食ばかり食べていたら、顎が弱ってきて

固形物が食べられなくなりました。

 

ショッピングモールで過ごしているときに

カフェで頼んだサンドイッチさえ口に入らなくなって

いることに驚きました。

 

「顎が弱ってきて」と書きましたが、

もしかしたら「ご飯が食べられない」という

精神症状のひとつだったかもしれません。

 

泣く子を放置してでも、

ママはきちんとご飯を食べた方がいいです。

 

神経質

 

私は退院後、日を追うごとに神経質になっていきました。

 

まず、大きな消毒液を買ってきて、

赤子を触る前に手を消毒し始めました。

今思えば、新生児をさわる前にいちいち消毒なんて

絶対にしなくていいです。

 

また、古く、ものが多い実家がストレスになってきました。

冷蔵庫の中がぐちゃぐちゃなのも許せない。

産む前はなにも思わなかったのに、

赤子を育てるのに適した環境ではないと思い始めました。

 

母と折り合いが悪く、実家もストレス。

今すぐ家に帰りたい。

 

このままでは1ヶ月検診まで持たない。

 

赤子は1ヶ月検診が終わるまで移動できない(と思い込んでいた)ので、

赤子を実家に残して私だけでも自宅に戻ろうかとか、

検診まで短期間アパートでも借りて赤子と二人で生活しようか、

とまで思っていたほどです。

 

わたしは夫に助けを求めました。

 

今すぐ実家に助けに来て欲しい。

休みになったらすぐに来て。

 

夫は、土曜日の午前中は歯医者だから午後から行くね、と。

こちらが死にそうになっているのに歯医者?と思いましたが、

詳しくは聞きませんでした。

 

「歯医者なんて今いかなくてもいいから、今すぐ来て」

 

って言えばよかった。

 

続きます。