まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

産後うつ発症までの経緯6 躁状態になった私のラブホでの奇行

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 こんにちは。まりもです。

 

実家でのんびり過ごしてはいるものの、暇です(笑)

いや、暇と言うと語弊がありますね。

こうしてブログを書いたり、実家の不用品をメルカリで出品したりと

わたしは忙しいのですが、子供と一緒に出掛ける場所がないんですよね・・・

 

得意のショッピングセンターに繰り出すか、

子連れ歓迎の素敵なカフェにランチでもしに行くか・・・

まぁ自宅にいても、悩みは同じなんですが。

 

子供があんよでもしていたら公園に行ってもいいんですが、

うちの子歩くのが遅くて未だ絶賛ハイハイ中なんです。

 

やっぱりショッピングモールかなぁ・・・

田舎なのでフラッと近くの支援センターに

お邪魔するというわけにも行かなそうだし。

1歳のハイハイの子連れてどこ行ったらよいでしょうか。

 

 

さて今回の記事では、私が実家を飛び出してから

ラブホでどう過ごしていたのかを書きたいと思います。

一体どういう記事なんだ(笑)

産後うつとラブホって意外な組み合わせですよね。

 

産後うつという言葉を使っていますが、

このあたりの状態は双極性障害の「躁状態」である

と認識して頂けると助かります。

 

産後うつで単極性のうつ状態のみの人には

起こる可能性は低い症状です。

 

私のラブホ生活

テンションが上がりすぎてインスタに連続投稿

ラブホについた私は、新しくリニューアルされていて小綺麗な、

女性好みのアメニティが揃えられた

広々とした部屋にテンションが上がってしまいました。

如何せんラブホなんて長らく行っていないもので・・・(笑)

 

隅々まで写真に撮り、インスタに連続アップしまくりました。

田舎のラブホって素晴らしいんですよ(笑)

広いし、設備の割りにとっても安いし。

私が泊まった部屋は、部屋の中にサウナや岩盤浴

ついていました!

もう一度行きたいなぁ・・・(笑)

 

冷静に考えたら、友人たちのTLがラブホの写真だらけに

なってしまうのに、そこまで頭が回りませんでした。

そういうときにせめて「ストーリーズ」の機能を

使えばよかったのに、デジタル音痴なもので・・・

(そもそも写真をUPするのが間違いですよね笑)

 

脳の異変

慣れないインスタを使い、

最新式のラブホに適応しようと頭をフル活用していると、

また脳に異変を感じました。

脳がグシャっとなったような感覚。

あのとき、私の脳は萎縮したのではないかと思います。

何度説明書を読んでも、テレビのリモコンを使った

ドリンクのオーダーの仕方がわからない。

まるで、自分がおばあさんになったような感覚でした。

老人の気持ちが少しわかりました。

私の脳は一時的に、老人の脳に近いような形に

なったのではないかと思います。

そんなことって医学的にあり得るのだろうか。

 

同じ双極性障害を持つ私の家族も以前同じような状態に

なったことがあるのですが、

ゆっくり、大きな声で、簡単な言葉で喋ってほしい、

と言っていたことを思い出しました。

このとき私は当時の家族の気持ちがよくわかりました。

(同じような感覚になったことのある人いますか?)

 

性の逸脱未遂

一人でラブホで夜を明かすなんて怖くて、

沢山の友人と連絡を取って構ってもらっていました。

本当に迷惑・・・

躁の症状でありがちなやつでしょうか。

ある友人は、自分も家事育児仕事で忙しいにも関わらず、

ずっとLINEの相手をしてくれていました。

(どうしてこんな私と友達でいてくれるんだろう。)

 

心細くて、誰かに腕枕をして慰めてほしくて、

男友達にも連絡をしました。

「奥さんが妊娠中」と聞かなければ、

早速ゲス不倫をするところでした・・・

危ない危ない・・・

(まぁ産後で何か出来る状態ではなかったけれども)

躁状態の時には、このような「性の逸脱」が症状として

起こることがあります。

 

全裸で一晩中躍り狂う

せっかく家を飛び出してきたのに、

不眠で結局眠れませんでした。

これで私は6日間寝ていないことになります。

人って一体何日寝なくても生きていけるんだろうと

ぼんやりと生命の危機を感じました。

 

一人自宅から持ってきたDVDを観て夜を明かしました。

ラルクのMadison Square Gardenでのライブ映像を収めた

素晴らしいDVDがあるのですが、

それを見ながら全裸で歌い踊りました。

・・・かなりヤバイですよね(笑)

一晩中踊っていると、体が柔らかくなって

筋肉のガチガチが解消されていきました。

 

不眠が続くと、光がダメになるので、

テレビの画面にはシーツをかけて

間接的な光にしていました。

せっかく画面が大きくて映像が美しかったのに。

 

大丈夫、朝が来れば待ちに待った1週間検診の日。

ここで産婦人科の先生に異常をお伝えするんだ。

赤子と私が1週間生き延びたことを証明しにいくんだ。

赤子の体重測定楽しみだな。

でも赤子は実家だから、最悪私一人で行こう。

それからメンタルクリニックに行くんだ。

眠れるお薬を出してもらわないと、

そろそろわたし、死んでしまう。

 

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罵倒

夫からすぐに

「僕たち家族は何があっても君の味方だよ。

自分で運転せずに、代行を呼んで帰りなさい」

とLINEが来ました。

 

わたしは

「わたしがなんであなたにイラっとしたか

わかってるの?」と返しました。

 

その後、ダンスの合間に一晩中夫を罵倒する

メッセージをLINEで送り続けました。

 

同じ親になったのに、なぜ私だけが

妊娠出産育児としんどい思いをしなければいけないの?

妊娠してから今日までの、

私の苦しみと頑張りの対価はいくら?

欲しいものを全部買うから、

あなたが考える金額を用意しろ。

旅行にも行くので、今度パスポートを持ってきて。

もうあなたの心配なんてしていられないの。

あなたが明日仕事に行こうが行くまいが、

帰りの道中事故に遭おうが遭うまいが、

もうどうでもいい。

自分と赤子のことでいっぱいいっぱいなの。

煩わせないで。

わたしは昨日あなたに腕枕をして頭を撫でてほしかったの。

そうすれば眠れそうだったのに。

私に今必要なのは優しく添い寝してくれる男の人。

誰でもいい。

辛そうにほっぺを腫らした人間なんて要らないの。

あなたの心配なんてもう無理。

こんなわたしが嫌なら別れてもいいのよ。

 

・・・などなどなど。

 

わたしは一晩中、心の底から言葉を絞り出して

夫に投げつけていましたが、

その後夫からは全く返信がありませんでした。

 

これは夫への小さい心配事や不満、ストレスが

積み重なって大爆発した例です。

 

例えばわたしがいない間、栄養バランスがとれた食事を

とっているかな、とか、

実家と自宅を行き来する道中事故に遭わないかな、とか

夫に対して心配していたんですね。

 

産前産後は、夫のことは一切忘れるぐらいでよいと思います。

大丈夫、大きな大人の男性なので放っておいても生きていけますから。

産後は夫の心配なんて出来る心のキャパはありません。

夫は産前産後の奥さんには一切負担をかけるようなことをしては

いけません。

一人でたくましく生きていってください。

 

躁の症状として、このように家族を罵倒することがあります。

躁状態は家族を深く傷つけることがあるので、

危険で悲しい病です。

躁じゃなくても産後の情緒不安定な時は似たような

感情の爆発があるかもしれませんね。

 

しかし、妊娠から出産、育児までの苦労を

夫に金額で評価しろというのは、

なかなかよいアイディアだと思うのですがいかがでしょう(笑)

ゲスなんですけどね。

出産の感動が続いているうちに問うのがよいですね!

実際にお金をもらわなくても、

夫に妻の苦労を想像させ認識させることがポイントです。

 

多くの賢明な女性はこんなことを思っていても

決して口には出さないでしょう。

でも、ぶちまけてみると案外スッキリするかも(^^)

(その後の夫婦関係に責任は負えません)

 

わたしは数百万は欲しいな、とか

高級腕時計を買うに値するな、

とこのときは真剣に思っていました(笑)

 

かつて専業主婦で、妊娠出産子育てが女性の仕事だった

時代には、まぁ仕方がないかもと思えるのですが、

今は共働きの時代です。

 

女性も男性同様働いている上に、

命がけの出産、妊娠・育児を

無償ボランティアで出来るわけがないじゃないですか。

 

という私の主張に、

友人はビックリしていました(笑)

 

 

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