まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

産後うつ発症までの経緯7 わたしがメンタルクリニックを強制受診させられるまで

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こんにちは。まりもです。

 

うちの子は夜起きることなく朝まで寝てくれるので、

今まで夜におむつを替えることなく過ごしていたのですが、

最近どうもおしっこが漏れているようで

パジャマを濡らすことが続くようになりました。

夜中に一度おむつを替えた方がいいのでしょうか・・・?

起こす可能性があるからリスキーだし

眠いし寒いから起きたくないな・・・(笑)

おむつのサイズを大きくしたら解決するのかしら。

 

さて、今回の記事ではわたしがメンタルクリニック

強制受診させられるまでのことを書きたいと思います。

 

1週間検診

この日は待ちに待った1週間検診の日。

この日を目標に頑張ってきました。

 

病院にはラブホからタクシーで直行しよう。

母子手帳を家に置いてきてしまったけれど、

実家に取りに帰りたくはないな・・・

病院に母子手帳なしでも良いか、聞いてみよう。

(1週間検診は私の検診で、

赤ちゃんは連れて行っても行かなくても

どちらでもよかったと思います。)

 

病院に電話をして、受付の人に名前を告げ、

事情を説明すると、なぜか先生に電話を代わられました。

 

「君、今すぐ精神科に行きなさい」

 

なんでですか、と反論しました。

すると先生は、「こころが先」と。

 

先回りして産婦人科に連絡を入れた家族に

怒りが込み上げてきました。

 

「大事な1週間検診まで邪魔するのか」

 

そこで先生に怒っても仕方がないし、

先生のことは信頼していたので

渋々言うことを聞くことにしました。

 

1週間検診に行けないことになり、

わたしは張りつめていたものが一気に緩み

脱力してしまいました。

 

以前

双極性障害発症まで4 先輩の退職と発症 - 産後メンタルクライシス

双極性障害の症状のことを書いたときに、

一気に脱力しエネルギーが失われる、と書きましたが、

同じような感覚です。

 

後から夫に話を聞いたところによると、

夫は先生に「妻が錯乱して大変な状況です。

助けてください。」とメールをしたそうです。

 

1週間と近いところに小さなゴールが設定されていたので、

それまではなんとか自力で頑張る、としてしまったのが

失敗でした。

 

教訓として、退院後心身に異変を感じたら、

検診の時を待たずすぐに病院に電話して指示を仰いでください。

 

メンタルクリニック受診

家族から迎えに行くという連絡がありました。

家族と顔を会わせるわけにはいかないので、

大急ぎでタクシーを呼び、

ラブホを脱出しました。

(車は家族が使うらしいし、運転出来る状態ではないので

置いていきました)

 

わたしがラブホを脱出したことがわかると、

親からは「病院に行きなさい」と連絡がありました。

 

そこでわたしは観念して、病院に行くことにしました。

以前かかったことのあるメンタルクリニックです。

 

そのクリニックには直行せず、

とりあえず近くの大病院で状況をたて直そうとしました。

 

授乳室やレストランで、沢山の友達に泣きながら電話をしました。

こんなことがあってね、家族に追いかけられてるの、と。

本当に友達には迷惑をかけ倒しています・・・

(友達の皆さん、私と友達でいてくれて本当にありがとう。)

 

また、授乳室で化粧をしました。

本来の目的に反した使い方をしているので、

大変迷惑ですね・・・

子供を連れていないので、自分が授乳室を使う権利の

ない人間だ、ということに気がつかなかったのでしょうか。

 

メンタルクリニックでは、化粧をしているか否かを含む

その人の全体的な様子で、症状を判断するだろうと思って、

化粧をしてきちんとしていた方が良いとの判断からでした。

この期に及んでまだ自分が病気だと認識していないことの

表れです。

いわゆる「病識がない」状態です。

 

赤子の様子が気になって、実家にいる祖母に

電話をかけました。

祖母に、「両親がバタバタと私を追いかけてくる」などと

愚痴を言っていました。

 

大病院で長い時間過ごして、

診察時間の終わり間際にようやくとぼとぼと

クリニックに向かいました。

時間潰しをしているのは、

自らの意思に反して通院させられることに対する

心理的抵抗の一種だと思ってください。

このように、病識がない人間を受診させることは

本当に大変です。

 

最初に看護師さんが体重や血圧を計って、

(体重や血圧を計るか否かは病院によります)

話を聞いてくれたのですが、

ボロボロ泣きながらペラペラと話をしました。

 

メンタルクリニックにかかったことのない人は、

このような情緒不安定な患者が沢山いるのかなと

不安に思うかもしれませんが、

普段はこういう患者は全然いないので

安心してください(笑)

皆さん静かな方ばかりです。

このような情緒不安定な患者は大病院に

回されるからでしょうか。

(大病院でもこんな情緒不安定な患者には

会ったことがないですが)

 

先生にお会いするのは約4年振りでした。

 

いつも冷静な先生が、少し慌てて、

「こんな状態ではとても眠れない。

すぐに大病院に行きなさい。」といい、

手続きをしてくれました。

 

その日はもう夕方だったので、

 翌朝一番に大病院に行くことになりました。

 

睡眠導入剤精神安定剤を一晩分だけ処方してくれました。

ハルシオンと、もうひとつの薬は忘れてしまいました。)

 

いつのまにかクリニックには私の家族が来ていました。

 

もはや私の頭は回らなくなっていたので、

会計や薬をもらう手続きは家族がやってくれました。

 

クリニックの後、薬をもらうため薬局に行ったのですが、

わたしは不眠が続いたせいで光に敏感になっていたので、

明るい蛍光灯に照らされる薬局にはいられなくて、

外の暗闇の中で待ちました。

(この症状になったことのある人、いますか?)

 

家では休めないのでラブホで寝ると主張したため、

私と関係の良好な家族の一人が

付き添ってくれることになりました。

 

一度荷物を取りに実家に戻りましたが、

わたしは光がダメになっているので、

電気をすべて消して家中真っ暗にしてもらいました。

 

私の家族も以前同じ状態になったことがあり、

家の中でも黒いサングラスをかけて過ごしていたのですが、

その時と全く同じ状態になりました。

本当に不眠は恐ろしいです・・・

 

真っ暗闇の中赤子に母乳を与えようとしましたが、

うまくいきませんでした。

 

神経が過敏になっているので、赤子の泣き声が

以前よりも大きく感じました。

 

 この日薬を飲んで、わたしは7日ぶりに

夜眠ることが出来ました。

 

 

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