まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

産後うつ発症までの経緯8 精神科に強制入院させられる

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こんにちは。まりもです。

 

今日は子供と母と地元のショッピングモールに

遊びに行ってきました。

キッズスペースが充実していて、

各階に子供を解き放てる場所があり、助かりました!

自宅近くのショッピングモールも

キッズスペースが充実したら良いのになぁ。

 

さて今回の記事はわたしが精神科に強制入院させられるまでを

書きたいと思います。

 

総合病院の精神科受診

クリニック受診の翌日、紹介状をもって総合病院の

精神科を受診しました。

父と妹が付き添ってくれました。

父にも怒りの感情と不信感を抱いていたので、

父と一緒は嫌!と拒否していたのですが、

タクシーの運転手のつもりで

一言も話さないということを条件に父が付き添うことを

渋々了承しました。

 

車の中で、話を聞いてくれていた友人に

総合病院に行くんだ、とLINEで連絡しました。

わたしは不眠により光がダメになっていて

一番画面を暗くしたスマホの光さえ辛く、

音声入力機能を使っていました。

音声入力機能ってこういう人

(不眠で光が辛くなった人)のためにあるのかしら

とそのときは思いましたが、そんなわけないですよね(笑)

 

精神科の診察室は、その病院の一番端にありました。

 

今までメンタルクリニックにかかったことはありましたが、

「重症患者として」総合病院の診察を受けるのは

初めてだったのでどんなものだろうとドキドキしました。

 

最初に私を診てくれたのは、

若いイケメン医師でした。

(躁でハイテンションでしたが、

違う意味でテンションがあがりました笑)

研修医だったのだと思います。

 

色々な質問をされたと思いますが、

内容はあまり覚えていません。

結構詳しく丁寧に話を聞いてくれたような気がします。

私の話を聞きながら、記録のために

カタカタとパソコンを叩くのですが、

その音が不快でもっと静かに叩いてくれと依頼しました。

神経が過敏になっていたのだと思います。

 

次に家族が呼ばれました。

わたしはその間廊下で待っていたのですが、

トイレに行きたくなったので診察室の中に声をかけ、

化粧室に行きました。

帰ってくると、妹が

「もう呼ばれたよ。勝手に離れないでよ」というので

「トイレに行くって行ったでしょ!」と激昂しました。

 

病院で大声を出すわけにいかないので、

身振りで、全身を使って

「あっちに行け!」と伝えました。

 

受付の女性二人がギョッとしてこちらを見ていて、

さっとマスクをしたのに気づきました。

 

「あ、精神科にヤバイ奴来た、と思われたな・・・」と

思いました。

 

 再び診察室に呼ばれると、今度はもう一人の別の医師、

先ほどの医師よりも年配の医師に話を聞かれました。

学歴や仕事、今までの病歴や産後からこの診察室に

来るまでの経緯を聞かれ、話しました。

わたしはかなり早口でペラペラと喋り、

医師に「もういいです」と制されるほどでした。

「多弁」と記録されたことでしょう。

 

テンション高く、医師の前で診察室に置いていた

体重計に乗り、その体重計について

「この体重計はユーザー目線で設計されていませんね」などと

コメントしたりしていたので、

「かなりヤバイやつ」に見えたかも知れません(笑)

 

 何も知らなかったわたしは、

「総合病院は2人も医者が診てくれるんだなー。

丁寧に診てくれるのね。」と思っていました。 

 

強制入院決定

再び家族が呼ばれて、家族だけが先生と話をした後、

私も診察室に呼ばれました。

 

途中から、最初に私を診てくれた若いイケメン医師も

同席していました。

 

そこで先ほどの年配医師から、

「今日から入院です」と告げられました。

 

私は「えっ!?入院!?嫌です!!」

と抵抗しましたが、無駄でした。

「入院」なんて全くの想定外でした。

 

よく覚えていませんが、父曰く私はこの時

「高くてもいいからいい部屋にして!

食事は美味しいのですか?

美味しくないのなら嫌!!」

と言っていたそうです。

 

また、「ラブホの方が心落ち着くのに!

病室は心落ち着く環境なんですか!?」

とわめいていました。

嗚呼大変。

「ラブホの方が落ち着く」とか恥ずかしすぎる・・・(笑)

 

年配の医者が、

「強制入院させる上で患者に了承させなければ

ならない内容」と思われる文書を

早口で一気に読み上げました。

 

私は、これから自分の身に起こることと

その内容が恐ろしくて、耳を塞いで

ギャーッと怯えていました。

 

文章の中身はあまり覚えていませんが、

「刃物」などのワードが含まれていたような気がします。

 

医療保護入院措置入院

このときの私のように入院に抵抗しても、

保護者や親権者の同意を得られれば、

「強制的に」入院させることが出来ます。

これを医療保護入院と言うそうです。

 

精神保健指定医2名以上の診察により、

都道府県知事の権限で「強制的に」入院させることが

出来る制度を「措置入院」と言います。

措置入院の場合は保護者や親権者の同意無くとも

入院させられる、ということではないでしょうか。

 

日本は人権意識の高い欧米諸国に比べ、

これらの「強制入院」の割合が高いそうです。

強制的に入院させられた立場で言わせてもらうと、

やはり時には強制入院も必要なのかなと思います。

躁状態の時など、受診や入院の必要性を自分では

感じていないけれど、放っておくととても危険な

場合もあるので。

 

しかし、テレビで日本では本来入院する必要のない

ような人まで、長期間入院させられる人が大勢いる

という特集を観たことがあります。

このような問題は、改善していく必要があると考えます。

 

産後うつうつ病になって、

メンタルクリニック・精神科にかかることになった・・・

精神科なんて・・・

 

と落ち込んでいる人も多くいると思います。

 

しかーし!!

クリニック受診なんてなんのその!

 

ここに総合病院の精神科に送られ、

強制入院させられた人間もいますので

まぁ気を落とさないでください!(^^)

 

メンタルクリニックや精神科に対して

偏見を持っている人もいると思いますが、

気をつけた方がいいですよ。

その偏見は、自分や家族・友人が病気になったときに、

足を引っ張ります。

 

また、「精神科に入院」なんて、

ヤバイ人達の話であって自分とは全く関係のない世界と

思うかもしれませんが、意外と身近なものです。

耳には入ってきにくいかもしれませんが。

 

今クリニックにかかっている人だっていつ

お世話になるかわからないですよ(^^)

 

次回以降のブログで私の精神科入院生活を詳しく書いて

いきたいと思います。

 

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