まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

産後うつ闘病記 精神科入院生活5 精神科閉鎖病棟の設備

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こんにちは。まりもです。

 

紅白出場歌手のDV問題が話題ですね。

弱い女性に手をあげる男は本当に許せないです。

 

DVする人って、大抵繰り返しますよね。

何かしらの病気なのだろうか・・・?

カウンセリングを受けたら、よくなるものなのでしょうか。

 

 

さて、今回の記事では、精神科閉鎖病棟の設備について書きたいと思います。

 

精神か閉鎖病棟は、死にたい患者(一部ですが)と死なせたくない

医療従事者たちの戦いの場所です。

「死なせないために」その設備は様々な工夫が凝らされています。

 

例えばこんな感じです。

 

  • 廊下の手すりはロープを通すことが出来ない構造になっている。溝みたいになっている、といえば伝わるでしょうか。この病院の他の科も見ましたが、他の科では手すりは丸い棒タイプ(ロープを通すことが出来るタイプ)でした。
  • 各病室前に置かれている手の消毒液が置かれていない。一気飲みする人がいるからでしょうか。
  • カーテン類はマジックテープで止められていて、重さがかかるととれるようになっている。ベッドの手前と、窓にカーテンがありましたが、マジックテープで止められていました。なるほど。
  • ベランダになんとかして出られたとしても、天井まで繋がった柵があり、絶対に飛び降りられない構造になっている。

 

希死念慮が強いと、本当にあらゆる方法を使って死のうとするので・・・

 

リアルな友人に、このブログやSNSの存在を公開しているのですが、

(現在少々後悔中・・・笑)

彼女はうつ病双極性障害の患者の自殺について今まで抱いていた

イメージと異なったみたいで、希死念慮について驚いていました。

 

「そんなに自ら死に向かっていく病気とは知らなかった」と。

 

そうです。

他の身体的な病気は、大体「死からなんとか逃れよう」とするものだと

思いますが、悲しいかなこの症状が出ている精神疾患患者は

「自ら死に向かって」いきます。

 

最近同様の病気を抱えるとある人のSNSのコメント欄に、

「自殺である。だけれどそれは、「病死」でもある。」

との記載を見つけました。

 

最初は、うーんと違和感がありましたが、

時間が経つにつれてなんだか少し納得してきました。

そうかもしれない。

 

絶対に起こらないようにしますが、

もし私が双極性障害を再度再発して、今度は自殺に至ったとします。

 

そうすると、それは「自殺」でありますが、「病死」とも言えます。

(この考え方は好き嫌いあると思いますので、受け入れられない方は

それはそれでよいと思います。)

 

話を戻しますね。

「逃亡を防ぐ」ための設備としては、このようなものがあります。

 

  • 入り口は二重扉。常時施錠されていて、通行するにはナースによる解錠が必要。
  • 窓は数十センチしか開かず、人が出られる幅ではない。(窓から出られたとしても、上記のベランダに阻まれる)

 

また、「ナースを守る」ことが目的なのか、

ナースステーションはオープンではなく、

ガラス張りではありますが完全にクローズでした。

常時施錠しており、看護師さん達は毎回鍵を開けていました。

面倒くさそう・・・(笑)

 

ナースステーションには窓があって、

用事があるとその窓を開けるのですが、

その窓も十数センチしか開きませんでした。

 

それぞれの部屋にあったものは、ベッド、椅子、荷物を入れる棚、

引き出し、トイレ(トイレが各部屋にあったのは良かったです)。

 

他の科には置いてあるはずのテレビはありませんでした。

談話室にのみ、テレビが置いてありました。

 

談話室にはテーブルと、椅子が並んでいました。

ここで食事を取ったり、レクをしたり、

オセロや将棋をしていました。

 

自動販売機と、冷蔵庫もありました。

しかし、患者にはお金の管理は許されておらず、

ナースステーションで預かられているので、

自由に買うことは出来ず、決められた

水分補給の時間にだけ購入することが出来ました。

 

冷蔵庫には、おやつの時間に食べるものが入っていますが、

常時施錠されていて、おやつの時間のみ解錠されました。

おやつは差し入れてもらったものや、

許可されている人は売店で買ったものを入れていました。

 

また、「保護室」と呼ばれる隔離部屋がありました。

わたしは「保護室」にお世話になることはなかったので、

実際に見ることは出来ませんでしたが、

入院仲間たちに聞いた情報によると、

本当になんにもない部屋で、自傷の恐れがあったり、

暴れたり、夜寝ないなど素行が悪いとそこへ送られるようでした。

 

「あの人、保護室に送られたよ」なんて聞くと少し怖かったです。

保護室ご出身の方、お気を悪くされないでください)

 

廊下には、本や漫画、オセロや将棋が入っている棚がありました。

 

シャワー室・お風呂もありました。

 

お風呂は左右に小さめの浴槽が一つずつあって、

手前にシャワーが左右に一つづつ。

2人が同時に入れるようになっていました。

  

シャワーは週に2回と決められていました。

男性が月・木、女性が火・金だったかな。

お風呂の時間は楽しみで仕方がなかったです。

夏場だったので、シャワーの日以外は

タオルを濡らして体を拭いていました。

 

準備が出来た人から呼ばれるので、

シャワーの日は予定時間のかなり前から

準備をして、待っていました。

洗面器にシャンプー・コンディショナー・

ボディーソープなどを入れて。

これらは各自自分のものを使います。

 

 

 脱衣所にも、お風呂にも看護師さんが見張り件介助で

ついていました。

 

 「普通の病院」であり、「普通の病院ではない」のが

精神科閉鎖病棟と言えると思います。

 

 

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