まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

産後うつ闘病記 精神科入院生活3 精神科閉鎖病棟で働く人々

f:id:marimomental:20190113235018j:plain


こんにちは。まりもです。

 

今日は受験予定だったTOEICの試験を放棄して、

新幹線で大学時代の友人たちの集まりに行ってきましたー!

 

子連れで飛行機は乗ったことがあるのですが、

新幹線は初だったのでドキドキひやひやしました。

 

さて、今回の記事では精神科閉鎖病棟で働く人々について

書きたいと思います。

 

精神科閉鎖病棟で働く人々

看護師さん

そこで働く人々で、他の科との違いは男性看護師が多いことでした。

理由はお察しの通り、だと思います。

看護師さんの約半数が男性でした。

 

はっきりは覚えていないのですが、

患者20~30人に対して

日勤では女性看護師が約4~6人、男性看護師が約4人ほどいました。

 

基本的には女性看護師が女性患者担当、

男性看護師が男性患者担当、となっていました。

(患者の男女比も大体半々だったと思います。)

 

看護師さんたちは、しっかりしたベテランが多い印象でした。

後述しますが同じ病院の小児科にも子供が入院したのですが、

看護師さん達は若い人が多く、全然雰囲気が違いました。

 

若い人は配属されないのか、

それとも配属されても辞めていくので

生き残った強者達がベテランとなるのかはわかりません。

 

基本的には男女共にみんな明るいタイプの人が多かったです。

また、全体的にコミュニケーション能力が高かったように

思います。

たまたまなのか、精神科で勤めるナースの必要な資質として

コミュニケーション能力があげられるのか。

そもそも看護師さんは、職業柄コミュにーケーション能力が

高いのでしょうか。

 

閉めきったナースステーションでも(病棟の構造についてはまた書きます)、

ガラス越しに冗談を言い合っているのがわかりました。

明るく、メンタル強く、笑い飛ばしながらでないと

精神を病んだ人々の相手なんてやっていけないだろうなと思いました。

 

女性看護師さんは、「THE 気が強い女」という感じの方も

何人かいました。

私は自称気の強い女なのですが、この人には到底敵わないだろう・・・

という方が少なくとも二人いました。

基本的には親切な方達でしたが、厳しいことも多く、

ダメなものはダメ!とピシャリと怒られることは日常茶飯事でした。

特に入院して間もない、ルールをよく理解していない時には、

躁状態だったこともありよく怒られました。

 

私は、出産の時、名前も何者かもしらない初対面の人たちの前で、

OMATAを開かなければならなかったのが

かなりストレスだったのだと思います。

この精神科では、全員の名前を最初に聞き、しっかり覚えました。

みんなきちんと名札をしてくれていて、安心でした。

(精神科で働く人たちは、

自分の名前を頭がおかしくなった人たち(失礼)に知られることは

怖くないのだろうか。)

 

男性看護師さんは、普段関わったことがあまりないので

興味深かったです。

精神科以外でも、最近は男性看護師さんは増えているのでしょうか。

私の担当ではなくとも、沢山コミュニケーションをとってくれました。

体が大きくて優しいタイプ、元やんちゃ系、イケメン、おネエ系、など

色々なタイプがいました。

精神科閉鎖病棟ではいつ何が起こるかわからない状況なので、

男性看護師さん達はいるだけで心強かったです。

 

精神科の看護師さんは、その人柄や人間性が治療の助けになることが

大きいと感じました。

精神科の患者は、その医療従事者が信用に足るか否かを

ジャッジする傾向が高いと思うので。

他の科以上に、精神科では医療従事者との信頼関係が重要です。

 

精神科医

本当は順番的に1番最初に書くべきなのかもしれませんが、

入院患者が一番接するのは看護師で、精神科医は二の次三の次です。

 

先生は、週に1~2度病室を訪ねてきてくれました。

私の担当は、最初に私を診てくれた若いイケメン研修医?O医師でした。

(ラッキー!!)

若いですが(おそらく私よりも年下だったのだと思います)、

誠実に接してくれたので、この先生は信用に値すると私は判断しました。

上司に指示を仰ぐでしょうから、

私は重要視すべきは「人柄>医師としての経験値」だと考えます。

 

精神科の治療では、先生との相性・信頼関係がとても大事です。

 

医師達のトップは中年男性のE医師。2番目に私を診てくれた先生です。

E医師の下に、O医師のような研修医と思われる若い先生達が

5人ほどいました。

E医師も担当患者を持っており、プレイングマネージャーだと

お見受けしました。

E医師はトップなのに、穏やかな優しそうな人で、

上司としてもなかなか良さそうです(実際はどうだか知りません)。

患者からの評判もよかったです。

E医師が担当医師でも良かったなと感じました。

 

研修医達は1人が女性で、残りは全員男性でした。

女性医師はあまり病棟には現れなかったので、

もしかしたら研修医ではない若手医師で、家庭などを

持っているため外来のみの対応だったのかもしれません。

 

O医師以外の医師達は正直どの人もピンと来ず、

あの人たちが担当医だったら回復遅れていたかもなー

などと思っていました(失礼でごめんなさい。そういうものです)。

 

作業療法士

レクリエーションを担当する人もいました。

次回以降詳しく記載しますが、レクリエーションとは

一般社会で行われている種目や方法を、

治療の中に取り入れたもののことを指します。

一体なんのことかわかりませんね(笑)

具体的には、習字や塗り絵をしたり、ものを作ったり。

そのような作業を通じて症状を改善させていきましょう、

ということだと思います。

 

私が入院していた病棟には、作業療法士さんは一人だけでした。

(もう一人いたけれど、産休中と言っていたような・・・)

中年の男性で、大変明るい方でした。

談話室にいる患者たちにまんべんなく話しかけてくれました。

なにかネガティブなことを言うと、必ずポジティブ返し

してくれました。

彼の人柄なのか、訓練を受けた特殊なスキルなのかはわかりません。

 

年齢を重ねたベテランだけれど、

病棟の中のヒエラルキーでは看護師の下に位置付けられてしまうらしく

よくボヤいていたようです(笑)

 

この方の人柄にも大変助けられました。

 

PSW(Psychiatric Social Worker)

ソーシャルワーカーさんもいました。

男性と女性が一人ずつ。

精神保健福祉士さんと言うのですね。

入院するまで知りませんでした。

患者が退院して社会に復帰する際の手助けをする人、

という感じでしょうか。

様々な制度について説明してくれたり、

家族と連絡をとって入院に際し必要な手続きを助けてくれたりしました。

私が「自立支援医療制度」について知ることが出来たのは、

このPSWさんのお陰です。

 

精神的な病気(私は脳の病気だと思っているけれども)は

社会から孤立したり、社会復帰出来なくなる人も沢山いると思います。

故に、とても大切な仕事であり、同時に難しい仕事だろうと

感じました。

 

薬剤師さん

薬剤師さん達も時々訪ねてきてくれました。

眼鏡が汚い(笑)コミュニケーション能力がいまいちな

中年の男性薬剤師さんが、毎回研修生を連れて来ました。

精神科では基本的に投薬治療がメインとなるので、

薬剤師さんと私たちは切っても切れない関係です。

 

清掃担当者

掃除は外部委託業者が行っていました。

男性女性一人ずつ、計2人でやっていました。

基本的には男性担当者が男性患者の部屋を、

女性担当者が女性患者の部屋を担当していました。

女性担当者の安全を守るための配慮でしょうか。

 

静かに、ゆっくりしたペースで、

あまり患者とコミュニケーションをとらないように、

なるべく患者と目を合わせないで、

いつも同じように、掃除をする。

・・・というのが彼らの課題なのだろうと勝手に分析していました。

 

他の科では違う人たちが掃除をしていたので、

この人たちはもしかしたら精神科専門の清掃担当者だったのかもしれません。

 

働く人々については以上です。

 

次回は、精神科閉鎖病棟の1日のスケジュールについてです。

 

 

こちらのブログに関するお問い合わせは

こちら↓からお願い致します。

お問い合わせ