まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

産後うつ闘病記 うつ状態真っ只中に起こった更なる困難 ~子供の入院~

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こんにちは。まりもです。

 

なぜブログタイトルを変更したかというと、

産後うつ」に興味のある多くの方に

読んでいただきたいなという想いからです。

 

なぜ多くの方にブログを読んでいただきたいかというと、

この経験を本にして、さらに多くの人に読んでいただきたいな

という目標があるからです。

 

一人でも多くのママが、

産後うつになるのを防げるように。

もし産後うつになってしまったとしても、

正しい対処をして素早く立ち上がれるように。

 

産後うつ」の患者による闘病記の本って、

あんまり多くないんですよね。

ミィさんのこの本↓ぐらいでしょうか。

脱 産後うつ  私はこうして克服した

 

双極性障害もしかりなんですよね。

うつ病だと沢山あるんですが・・・

 

やはり、闘病記を出すには有名人じゃないと

出版社も手を出さないのだと思います。

 

それで、私は有名人でもなんでもない一患者なので、

出来ることはせめてブロガーと名乗ることぐらいかなぁと

思って、地道にブログを書いています。

まだまだブロガーと名乗るにもほど遠いのですが(笑)

 

皆さんのお知り合いで、

出産経験があるorうつ病の経験のある女性編集者さん

いらっしゃいましたら、

こんなこと↑言ってるブロガー(?)がいるよって

ご紹介ください(^^)

 

さて、前置きが長くなりましたが、

今回の記事ではうつ状態真っ只中に起こった更なる困難

として子供の入院について書きたいと思います。

 

子供の入院

うつ状態真っ只中のある日、寝ていると母親に起こされました。

 

赤ちゃんが夜中に痙攣を起こしたから、

病院に連れていく、と。

夜勤は母が担当してくれていました。

 

近くの小児科に連れてき、

経過を書いた紙や、痙攣中に家族が慌てて撮った動画などを

先生に見せました。

動画では約2か月の子供はビクビクと痙攣し、

体を左にギューっと反らせていました。

 

小児科の待合室でも痙攣を起こし、

慌てて先生を呼びました。

 

母親として夜間の痙攣時の説明などを求められましたが、

私は何も見ていないので答えられず、情けなかったです。

 

原因は不明も精密検査のため大病院に行くように告げられました。

その病院は奇しくも、私が入院させられていた病院でした。

 

私は、子供の痙攣なんてよくあることなのだろうと

思っていたので、大病院にと言われとても戸惑いました。

 

大病院に到着すると、赤子の採血をしたり、

CTを取ったり、脳波を調べたりと色々な検査をしました。

この前までここの閉鎖病棟の患者だったのに、

今は患者の母親として存在しているなんて、

不思議な気持ちでした。

 

退院して間もない頃で、赤子の扱いもよくわかっていない時だったので、

これらの検査には戸惑いました。

 

慣れない手つきで抱っこして、検査室から検査室に運ぶとき、

待合室にいる老人たちが

「まぁあんな産まれて間もないような子が…」

と好奇と同情の目で見てくるのには胸が痛みました。

 

まだ産まれて間もないのに・・・

CTを取るために子供を眠らせるシロップを飲ませたり、

リスクのあるレントゲンを撮ったり、

泣き叫びながら若い研修医の採血の練習台にさせられたり・・・

胸が痛かったです。

が、うつ状態でぼーっとしていたので、

通常感じるはずの胸の痛みの10分の1ぐらいだったかもしれません。

 

検査の結果、原因は不明も、

今日から入院してください、と告げられました。

 

私は、うつ状態でただでさえ頭がぼーっとしていたので、

急な展開に少しパニックになりました。

にゅ、入院!?また入院!?!?

 

担当医は、目の大きな若い女医さんでした。

 

この病院の精神科に、私が入院していたこと、

それによって実家に長期に渡って滞在していることを伝えました。

 

入院に際して重要な説明をするとき、

その小児科医はこの母親では使い物にならないと思ったのか、

私の母に説明をしました。

 

母親失格と言われたような気がして、

ぼーっとしながらも不甲斐ない気持ちでいっぱいでした。

 

その病院では、子供が入院する場合、

親が24時間付き添わなければなりませんでした。

そんなこと知らなかったので、驚きました。

 

私は治療のため夜眠らなければならず、

夜のお世話が出来ないので、

代わりに母が入院に付き添うことになりました。

 

ただでさえ、夜勤続きで寝不足で疲労が溜まっている母。

更に母に負担をかけてしまうという気持ちも、

私の体調をより一層悪くしました。

 

入院中、子供は「ビタミンD欠乏性低カルシウム血症」では

ないかという診断がつき、

点滴と投薬治療をすることになりました。

 

ビタミンDは母乳では不足することはあるものの、

人工栄養で不足することはまずないそうです。

完ミで育っている我が子がその病気を発症したことは

医師も不思議がっていました。

 

お腹にいたときからビタミンDが不足していたのではと疑われ、

「お母さんは日焼けは全くしないの?」

(日光に浴びることがビタミンD生成に重要な役割を果たすそうです)

とか、

「お母さんはしいたけは食べないの?」

(しいたけはビタミンDを多く含むそうです)

とか、

どうでもいいような、もしそうだったとしたらどうするんだ

と言いたくなるようなことを何度も聞かれて不愉快でした。

実際、私はしいたけが嫌いで一切食べません。

それが悪かったのかなぁ・・・??

 

また、研修医とみられる、わかってるんだか

わかっていないんだかよくわからない若い医師たちが、

訳知り顔で子供に聴診器を当てては、

あいまいなことを言いながら去っていく

システムに不信感を覚えていました。

 

うつ状態で疑心暗鬼になっているとも言えますが、

今元気な状態で同じ経験をしたとしても、

私はボロカスに文句を言うと思います(笑)

若者の教育機関になっている総合病院て

ろくなもんじゃないと思っているのですが、

実際はどうなんでしょうか。

管理職や先輩医師がしっかりしていればいいのでしょうが、

上級医師に信頼感を感じることが出来ませんでした。

 

精神科ではナース達がしっかりしていたし、

医師のトップに信頼感があったので安心出来ましたが、

小児科はナース達も若くて、

医師も今一つ誰を信頼したら良いのかわかりませんでした。

 

結果的に、約10日間で退院出来ましたが、

私はこの間ずっと頭の中で

"The situation is getting worse and worse"

(状況は悪くなる一方)と英語で呟いていました。

 

その後子供は問題なく、

元気にすくすく育っています。

 

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