まりもの産後うつ闘病記

双極性障害(躁うつ病)を持つママが産後再発→精神科入院→産後うつ状態のプロセスを経て寛解に至るまでを綴ったブログです。

完ミ育児を少しでも楽に行うための7つの方法

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こんにちは。まりもです。

 

今日から三連休ですね♪

我が家は特に出かける予定はなく、

近場でまったり過ごす予定です。

 

さて、今回はミルク育児を少しでも楽に行うための

7つの方法について書きたいと思います!

 

メンタルヘルス関連に興味があって読んでくださっている方は

この記事は読み飛ばしていただいて結構です。

 

教科書通りにやった方が心身ともに心地いい人は

そうしてくださいね。

これはあくまで少しでもミルク育児を楽にしたい人向けです!

 

批判してくださってもよいですが、

喧嘩になるだけですので出来ればスルーしてください。

(穏やかじゃないわね笑)

 

わたしの信条は

「ママが楽な方法が、(ママのメンタルを健康にすることによって

結果的に)子供にとって一番!!」です。

 

基本的にコストは無視しております。

お金で解決できる楽は買うタイプです。

 

ミルク育児を少しでも楽に行う7つの方法

  1. ミルクは最初から、あるいは早い段階でキューブタイプにする
  2. 70度保存できる電気ポットを購入する
  3. 哺乳瓶の消毒は、早い段階でやめるか、頻度を減らす
  4. 湯冷ましを作るのはやめて、赤ちゃん用ペットボトルを使う
  5. 最初から、あるいは早い段階で4時間間隔の授乳を目指す
  6. 最小サイズの水筒を購入し、一度の授乳で済みそうなお出かけの時はそれを持ち歩く
  7. 大スプーンを手に入れる

 

解説します。

 

1.ミルクは最初から、あるいは早い段階でキューブタイプにする

 

最初は病院で使っていた「E赤ちゃん」をあげていましたが、

保育園に入るタイミングで「ほほえみ」に変更。

キューブタイプが楽で楽で・・・

粉タイプってスプーンですくう時何回入れたか忘れたり、

こぼれたりが小さなストレスになりません?

 

キューブですと、それらのストレスから解消されます。

少々溶けにくいというデメリットがありますが。

 

2.70度保存できる電気ポットを購入する

 

実家では何十年も前から家にある魔法瓶タイプを、

(こんなの使ってる人いないですよね・・・?笑)

自宅に戻ってからは最新の電気ポットを購入し使っていました。

 

最近のものはみんなそうなのかもしれませんが、

やはりポットの中で沸騰・調温・保存してくれると楽ですね!

 

調乳ポットとかわざわざ買わなくてもいいと思います。

普通のポットは、ミルク育児が終わった後も

コーヒーを入れたり、料理に使ったりと重宝しております。

 

我が家が使っているのはこれ↓

スタイリッシュなデザインで気に入っています♪

 

3.哺乳瓶の消毒は、早い段階でやめるか、頻度を減らす

 

一番議論が生まれるトピックかもしれませんが、

本当に消毒って必要ですかね??

 

病院とか保育園とかならわかりますよ?

不特定多数の赤ちゃんが同じ哺乳瓶使いますから。

 

百歩譲って新生児のうちはやるとしましょう。

 

でも、使うたびに消毒なんてしてるの、

日本ぐらいじゃないですかね?

 

…と言いたくて海外の友人達に聞いて回ったんですが、 

意外にも各国「毎回消毒しているよ」との回答を得ました。

しかし、家庭用のUV殺菌消毒機がメジャーらしいです!

(タイ、韓国、オーストラリア在住の友人達談)

 

家庭用UV殺菌消毒機なんて、全く頭に浮かばなかった…

調べたら日本でも家庭用売ってるー!!!

3万円超と少々お高いですが、あの労力を考えたら

出す価値ある気がします!!

 

しかし、夫に「一つでも菌を殺せば殺菌と謳っている可能性がある。

製品の確実性が低いので、ブログで人にお勧めするのは

やめておきなさい」と言われました・・・

なので、こういうのもあるらしいという情報提供までに

しておきます。

 

もし、購入したら、レビューしますね!

(菌が増えてるか減ってるかなんて素人にはわからないけど)

 

話を戻しますが、現行の方法での哺乳瓶の殺菌は、

きれいに洗っていれば1日に1度とか、1週間に1度とか、

頻度減らしてもよいと思います。

何も保証はできませんが。

 

私は結局5か月ぐらいまでやってしまいましたが、

もし次の子が出来たら、さっさとやめるか、

最初から消毒しないで強い子に育てますね!

あるいはUV殺菌マシーン買う!!

 

4.湯冷ましを作るのはやめて、赤ちゃん用ペットボトルを使う

 

湯冷ましなんていちいち作ってられません。

そりゃぁお湯沸かすだけっちゃだけですけど、

そんな手間さえ省きたい!

 

あと、重い水筒を2本も持ち歩きたくないので、

私は途中から赤ちゃん用ミネラルウォーターを使っていました。

2Lが安いとは思いますが、重いしお出かけにパッと持っていけるように

500mlを使っていました。

うつ病・双極性障害の既往のある女性が妊娠・出産・育児に挑む際に気を付けたい10のこと

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こんにちは。まりもです。

 

昨日はモヤモヤする出来事が2つもあって、

心に大波が立って鎮めるのが大変でした…

 

さて、今回の記事ではうつ病双極性障害の既往がある女性が

妊娠・出産・育児に挑む際に気を付けたい10のことを

テーマに書いてみたいと思います。

 

精神疾患の既往歴があって、

これから子供を産もうとしている皆さん、

私と同じ轍を踏まないために、よく聞いてください。

 

うつ病双極性障害の既往のある女性が妊娠・出産・育児に挑む際に気を付けたい10のこと

 

  1. どうやら私たちの病気は、妊娠・出産・育児で再発しやすいということを知る。特に妊娠・出産に注意。
  2. 精神科医に妊娠・出産しようとしている旨を相談する。現在通院していない場合も、一度顔を出しておく。妊娠期間中も定期的に通院するか否かは、医師の判断を仰ぐ。
  3. 母子手帳をもらうときに、問診票がある場合、精神疾患の既往を正しく申告する。
  4. 産婦人科医に、精神疾患の既往があることを正しく申告する。
  5. 精神科のある総合病院での出産を検討するか、かかりつけの精神科医産婦人科医に連携を取ってもらうことを検討する。
  6. ミルク育児を前提としておく。目的は、①母乳のプレッシャーから逃れるため、②夜勤に入らないため、③急な服薬にも動揺しないため、④万が一再発した場合、入院や乳児院・保育園などの施設に預ける場合にも対応するため。
  7. 家族と相談し、なるべく夜勤に入らない育児シフトを組んでおく。病気の再発を防ぐために、睡眠の確保を心がける。
  8. 産後ストレスになりそうなものは、産前に極力排除し、産後ストレスになる人、もの、情報には関わらない。
  9. 無痛分娩を検討する。理由は①産前の恐怖感を低減し、ストレスを少なくするため、②産後に備えて体力を温存するため。
  10. 産後心身に不調を覚えたときには、すぐに医師に相談する。

 

解説します。

 

1.どうやら私たちの病気は、妊娠・出産・育児で再発しやすいということを知る。

特に妊娠・出産に注意。

 

まずは知るところから。

そもそも、うつ病双極性障害共に再発リスクの高い病気です。

ただでさえ再発リスクが高いうえに、妊娠・出産・育児なんていう

再発要因が連続的に降りかかってきます。

 

私は産後うつっててっきり「育児」が原因でなるものだと思っていたんですよ。

妊娠・出産によるホルモンバランスの変化を甘く見ると、痛い目にあいます。

(産後うつはホルモンバランスは関係ない、と唱えている医師の方もいらっしゃるそうですが)

 

私は、「うつ病双極性障害は再発リスクの高い病気だ」「妊娠・出産・育児によって再発しやすい」という知識があれば、もっと正しい対策を打つことが出来たのではないかと後悔しています。

 

2.精神科医に妊娠・出産しようとしている旨を相談する。

 現在通院していない場合も、一度顔を出しておく。

 妊娠期間中も定期的に通院するか否かは、医師の判断を仰ぐ。

 

体調が悪い場合、妊娠は先延ばしにするように言われるかもしれません。

個人的には、まずは精神症状を治療することを優先し、妊活は体調がよくなってからすべきだと思います。

そうでなければ、きつい言い方をしますがそれは自殺行為です。

理由は、私のブログを読んでくださっていればよくわかると思います。

 

妊娠可、となった場合、もしかすると産婦人科と精神科が連携を取れる総合病院での出産を勧められるかもしれません。

 

3.母子手帳をもらうときに、問診票がある場合、精神疾患の既往を正しく申告する。

 

私はこの時、正しく精神疾患の既往歴を申告していませんでした。

ここでもし正しく申告していた場合、

精神科への通院を勧められたり、両親学級の後個別に話をして

体調を聞かれるなどのフォローがあったのだろうと推測します。

また、産後のフォローも他のママよりも手厚いものとなったと思います。

 

恥じることはないです。

頼れるものは頼りましょう。

気を付けてくれる人には、気を付けておいてもらいましょう。

彼ら・彼女らも仕事ですから、遠慮しなくて大丈夫。

私たちはあいにくハンディを抱えています。

そしてそのハンディは命がかかっているものです。

 

4.産婦人科医に、精神疾患の既往があることを正しく申告する。

 

2.と同様に、もしかしたら総合病院での出産を勧められるかもしれません。

お料理のおいしいセレブなクリニックは諦めましょう。

ママと赤ちゃんの命のほうが大事です。

 

5.精神科のある総合病院での出産を検討するか、かかりつけの精神科医産婦人科医に連携を取ってもらうことを検討する。

 

出産直後からおかしくなる人はおかしくなるので、

すぐに対処出来たほうが良いです。

 

6.ミルク育児を前提としておく。目的は、①母乳のプレッシャーから逃れるため、②夜勤に入らないため、③急な服薬にも動揺しないため、④万が一再発した場合、入院や乳児院・保育園などの施設に預ける場合にも対応するため。

 

あいにく私たちはハンディを抱えているので、母乳に欲を出さない方がよいです。

産後メンタルに全く問題がなくて、母乳がすぐ出そうで、母乳育児のほうが楽だと感じられた場合のみチャレンジするぐらいでよいと思います。

それでも、夜中の授乳はミルクにして、家族に代わってもらったほうが良いです。

 

①の母乳のプレッシャーから逃れるために、最初からミルクと決め込んでおくことはかなり有効だと思います。この母乳のプレッシャーが、再発の引き金になるケースが本当に多いと感じています。しかし、ミルクと決め込むには心の強さが大事です。

看護師さんや助産師さん、実母や義母の一言に、モヤモヤすることもあるかもしれません。

でも負けないで。繰り返しますが、私たちはハンディを背負っています。

「脳に爆弾を抱えた状態」です。

ミルクで赤ちゃんは健康に育ちますから、とにかく「再発させないこと」を一番に考えてください。

 

7.家族と相談し、なるべく夜勤に入らない育児シフトを組んでおく。

 病気の再発を防ぐために、睡眠の確保を心がける。

 

病気の再発を防ぐために、家族の理解と協力が必要です。

妊娠する前に、家族には再発リスクを周知し、

対策についてよく相談しておいたほうが良いと思います。

 

これらの病気は、本当に睡眠が大事です。

たった1日の徹夜で再発する人もいるとか。

 

産後しばらくは、夜のお世話はしないで寝る、

という姿勢が望ましいと考えます。

 

夜勤に入らない・入れないというのは母親業には結構致命的です。

しかし、逆の言い方をすれば、夜しっかり睡眠をとってさえいれば、

精神疾患があっても母親業が出来る、ということではないでしょうか。

 

夜のお世話をしてくれる家族がいない場合、

「私が頑張るんだ」と夜勤に入ってしまうことはかなり危険だと思います。

これもまた自殺行為に近いかもしれません。

既往歴のない健康なママたちでさえ、産後の不眠で産後うつになるのですから。

 

8.産後ストレスになりそうなものは、産前に極力排除し、産後ストレスになる人、もの、情報には関わらない。

 

特にスマホとの付き合い方に気を付けてください。

 

9.無痛分娩を検討する。理由は①産前の恐怖感を低減し、ストレスを少なくするため、②産後に備えて体力を温存するため。

 

これは好みや思想が大きく反映される部分ですので、

参考程度に聞き流してください。

しかし、理由の①②共に有効だと思います。

産後に備えて体力を温存したとしても、夜勤には入らないこと。

 

ちなみに私は無痛分娩で出産したにも関わらず、

見事に再発させました。

自然分娩だったら、いったいどうなっていたでしょうか・・・ 

詳しくはこちら↓

marimomental.hatenablog.com

 

10.産後心身に不調を覚えたときには、すぐに医師に相談する。

 

これが一番重要だと思います。

不調を抱えたまま、決して頑張らないでください。

 

医師や看護師がたとえ忙しそうだったとしても、

気になることはしっかり主張してください。

 

私がこのブログを通して、一番伝えたい内容なので、

皆さんよろしければシェア・拡散していただけますとうれしいです。

 

うつ病双極性障害の既往のある女性が、

病気を再発させることなく笑顔のママになれますように。

 

 このブログに関するお問い合わせは

こちら↓まで。

marimomental.hatenablog.com

 

 

産後うつ闘病記 私がうつ状態を脱出するまで

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こんにちは。まりもです。

 

 もうすぐバレンタインデーですね!

育休中で時間があるので、

たまには夫に手作りチョコでも作るか!!

 

という気持ちだけはあるのですが、

一向に材料を購入する気も起きません・・・

め、めんどくさいー

断念しちゃうかも・・・

 

料理とか手作りとか、大の苦手なんですよ・・・(笑)

 

さて、今回の記事ではうつ状態の軽快に

ついて書きたいと思います!

 

うつ状態の軽快

秋から冬にかけて重度のうつ状態だった私ですが、

年明けついに実家から自宅に帰ることになりました。

 

それまでに何度も夫に「自宅に戻りたい」と主張していました。

しかし、夫は仕事もあるため、病気の私と、

夜間のお世話が必要な赤子を一人では抱えきれないと

拒否していたんですね。

 

なぜ夫が自宅へ帰ることを許可してくれたかというと、

子供が6か月ぐらいになり夜起きることなく

夜通し寝てくれるようになってきたからです。

 

自宅に戻ってから、うつの症状はどんどん良くなりました。

 

主に、行動を移すことによって、

実際の色々な問題が解決されていったからです。

 

例えばこんなこと↓。

 

  • 上司にLINEで育休延長を告げてしまった。職場の人にもマイスリーを飲んだ状態で意識なく電話するなど、迷惑をかけてしまった。 
    →職場に謝りに行ったら、上司も同僚も心配こそすれ、全く怒っていなかった → 安心 → 仕事に関する不安が消える。

 

  • 予防接種や子供の入院費など、高額な支払いによるお金の心配をしていた。  →役所で手続きをすると、全部払い戻してくれた。            → 安心 →お金に関する不安が消える。             

 

  一言:うつ病を治す要素として「お金」を挙げる人って結構いるなと

     ツイッターなどを見ていると感じます。

    「貧困妄想」が出ているときなど、お金があったり、

    定期的な収入があることがわかると安心して

    よくなることもあると思います。

 

  • 夫に離婚されるかもしれない。夫の両親に私と離婚しろと言われるに違いない。→夫は離婚しないと言ってくれたし、夫の両親には何も言われなかった。   →安心 →生活・人生に関する不安が消える。

 

  •  保育園になど預けられないに違いない。→夫が自治体や保育園に根回しをしてくれたおかげで、育休中にも関わらず子供を保育園に預けることが出来た。   →安心 →子育てに関する不安が消える。

 

  • 産後半年も経つのにいまだ実家にいる。世間体も悪いし、家族との関係も悪化している。                                →自宅に戻って来ることが出来た。 →安心 →家族に関する不安が消える。

 

などなど。

 

正直薬はきちんと飲んでいなかったので、

薬が効いたというよりは実際の諸問題が解決していくことによって

うつ状態が解消されていった、という感じです。

 

ここから、私の体調はどんどん良くなっていきました。

 

うつ状態に2回なって、2回回復した経験からいうと、

すべての人に当てはまるわけではありませんが、

根本の原因を取り除くことが大事なのではないかと思っています。

 

お医者さんは薬は出してくれますが、

根本の原因の除去については基本的にノータッチです。

 

とはいえ、離婚や仕事を辞める、など

うつ状態の時に大きな決断をしないことは

うつ病のセオリーです。

 

しかし、例ですが

離婚をしてみて、

仕事を辞めてみて、

快方に向かうこともあると思っています。

 

 

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産後うつ闘病記 うつ状態真っ只中に起こった更なる困難 ~子供の入院~

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こんにちは。まりもです。

 

なぜブログタイトルを変更したかというと、

産後うつ」に興味のある多くの方に

読んでいただきたいなという想いからです。

 

なぜ多くの方にブログを読んでいただきたいかというと、

この経験を本にして、さらに多くの人に読んでいただきたいな

という目標があるからです。

 

一人でも多くのママが、

産後うつになるのを防げるように。

もし産後うつになってしまったとしても、

正しい対処をして素早く立ち上がれるように。

 

産後うつ」の患者による闘病記の本って、

あんまり多くないんですよね。

ミィさんのこの本↓ぐらいでしょうか。

脱 産後うつ  私はこうして克服した

 

双極性障害もしかりなんですよね。

うつ病だと沢山あるんですが・・・

 

やはり、闘病記を出すには有名人じゃないと

出版社も手を出さないのだと思います。

 

それで、私は有名人でもなんでもない一患者なので、

出来ることはせめてブロガーと名乗ることぐらいかなぁと

思って、地道にブログを書いています。

まだまだブロガーと名乗るにもほど遠いのですが(笑)

 

皆さんのお知り合いで、

出産経験があるorうつ病の経験のある女性編集者さん

いらっしゃいましたら、

こんなこと↑言ってるブロガー(?)がいるよって

ご紹介ください(^^)

 

さて、前置きが長くなりましたが、

今回の記事ではうつ状態真っ只中に起こった更なる困難

として子供の入院について書きたいと思います。

 

子供の入院

うつ状態真っ只中のある日、寝ていると母親に起こされました。

 

赤ちゃんが夜中に痙攣を起こしたから、

病院に連れていく、と。

夜勤は母が担当してくれていました。

 

近くの小児科に連れてき、

経過を書いた紙や、痙攣中に家族が慌てて撮った動画などを

先生に見せました。

動画では約2か月の子供はビクビクと痙攣し、

体を左にギューっと反らせていました。

 

小児科の待合室でも痙攣を起こし、

慌てて先生を呼びました。

 

母親として夜間の痙攣時の説明などを求められましたが、

私は何も見ていないので答えられず、情けなかったです。

 

原因は不明も精密検査のため大病院に行くように告げられました。

その病院は奇しくも、私が入院させられていた病院でした。

 

私は、子供の痙攣なんてよくあることなのだろうと

思っていたので、大病院にと言われとても戸惑いました。

 

大病院に到着すると、赤子の採血をしたり、

CTを取ったり、脳波を調べたりと色々な検査をしました。

この前までここの閉鎖病棟の患者だったのに、

今は患者の母親として存在しているなんて、

不思議な気持ちでした。

 

退院して間もない頃で、赤子の扱いもよくわかっていない時だったので、

これらの検査には戸惑いました。

 

慣れない手つきで抱っこして、検査室から検査室に運ぶとき、

待合室にいる老人たちが

「まぁあんな産まれて間もないような子が…」

と好奇と同情の目で見てくるのには胸が痛みました。

 

まだ産まれて間もないのに・・・

CTを取るために子供を眠らせるシロップを飲ませたり、

リスクのあるレントゲンを撮ったり、

泣き叫びながら若い研修医の採血の練習台にさせられたり・・・

胸が痛かったです。

が、うつ状態でぼーっとしていたので、

通常感じるはずの胸の痛みの10分の1ぐらいだったかもしれません。

 

検査の結果、原因は不明も、

今日から入院してください、と告げられました。

 

私は、うつ状態でただでさえ頭がぼーっとしていたので、

急な展開に少しパニックになりました。

にゅ、入院!?また入院!?!?

 

担当医は、目の大きな若い女医さんでした。

 

この病院の精神科に、私が入院していたこと、

それによって実家に長期に渡って滞在していることを伝えました。

 

入院に際して重要な説明をするとき、

その小児科医はこの母親では使い物にならないと思ったのか、

私の母に説明をしました。

 

母親失格と言われたような気がして、

ぼーっとしながらも不甲斐ない気持ちでいっぱいでした。

 

その病院では、子供が入院する場合、

親が24時間付き添わなければなりませんでした。

そんなこと知らなかったので、驚きました。

 

私は治療のため夜眠らなければならず、

夜のお世話が出来ないので、

代わりに母が入院に付き添うことになりました。

 

ただでさえ、夜勤続きで寝不足で疲労が溜まっている母。

更に母に負担をかけてしまうという気持ちも、

私の体調をより一層悪くしました。

 

入院中、子供は「ビタミンD欠乏性低カルシウム血症」では

ないかという診断がつき、

点滴と投薬治療をすることになりました。

 

ビタミンDは母乳では不足することはあるものの、

人工栄養で不足することはまずないそうです。

完ミで育っている我が子がその病気を発症したことは

医師も不思議がっていました。

 

お腹にいたときからビタミンDが不足していたのではと疑われ、

「お母さんは日焼けは全くしないの?」

(日光に浴びることがビタミンD生成に重要な役割を果たすそうです)

とか、

「お母さんはしいたけは食べないの?」

(しいたけはビタミンDを多く含むそうです)

とか、

どうでもいいような、もしそうだったとしたらどうするんだ

と言いたくなるようなことを何度も聞かれて不愉快でした。

実際、私はしいたけが嫌いで一切食べません。

それが悪かったのかなぁ・・・??

 

また、研修医とみられる、わかってるんだか

わかっていないんだかよくわからない若い医師たちが、

訳知り顔で子供に聴診器を当てては、

あいまいなことを言いながら去っていく

システムに不信感を覚えていました。

 

うつ状態で疑心暗鬼になっているとも言えますが、

今元気な状態で同じ経験をしたとしても、

私はボロカスに文句を言うと思います(笑)

若者の教育機関になっている総合病院て

ろくなもんじゃないと思っているのですが、

実際はどうなんでしょうか。

管理職や先輩医師がしっかりしていればいいのでしょうが、

上級医師に信頼感を感じることが出来ませんでした。

 

精神科ではナース達がしっかりしていたし、

医師のトップに信頼感があったので安心出来ましたが、

小児科はナース達も若くて、

医師も今一つ誰を信頼したら良いのかわかりませんでした。

 

結果的に、約10日間で退院出来ましたが、

私はこの間ずっと頭の中で

"The situation is getting worse and worse"

(状況は悪くなる一方)と英語で呟いていました。

 

その後子供は問題なく、

元気にすくすく育っています。

 

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産後うつ闘病記 私が経験した睡眠導入剤マイスリーの副作用 ~健忘~

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こんにちは。まりもです。

 

ブログのタイトルを「産後メンタルクライシス」から

「まりもの産後うつ闘病記」に変更しましたー!

 

どうぞ新タイトル下でのブログをよろしくお願いいたします。

 

さて、今回の記事では私が経験した、睡眠導入剤マイスリー

の副作用、健忘について書きたいと思います。

 

副作用のことに触れますが、過度に恐れず

医師の指示に従って正しく服用してくださいね。

 

睡眠導入剤マイスリー

エビリファイの副作用に嫌気がさした私は、

なぜかブロチゾラムも飲むのをやめてしまいました。

 

今考えると不思議な行動です。

エビリファイは飲まないとしても、

ブロチゾラムは飲み続ければよかったのに。

ひどい副作用のせいで、服薬自体に嫌気がさしていたのかもしれません。

 

ブロチゾラムを飲むのをやめていると、

また不眠の症状が出てきました。

 

「夜眠れなかった」と漏らすと、

母親が一人でクリニックに飛んでいき、

勝手にマイスリー(軽めの睡眠導入剤)をもらってきました。

(こういうところが母親と折り合いが悪い一因です。)

 

マイスリーは、「飲んだらすぐ眠る」のが正しい服用方法です。

 

その理由をよく理解していなかったある日、

マイスリーを飲んだ後もすぐに眠らず、

ベッドの中でスマホを触っていました。

そして、しばらくして眠りにつきました。

 

朝起きると母親が、「昨日誰と話していたの?」と尋ねました。

 

私「え、誰とも話していないけど?」

 

母親「そんなことないわよ。誰かと話していたじゃない。」

 

そんなはずはない、とスマホの着信記録を見ると・・・

 

なんと、20分ほど職場の人と話をしている履歴が残っていました!!!!

 

しかも、年末調整の時期だったのですが、

書類にメモ書きがしてありました。

 

年末調整の書類の書き方について、夜遅くに問い合わせていたのです。

 

しかし、まったく記憶がありません・・・

 

その人には後になって事情を説明して、

お詫びしました。

 

元々毎日ランチを共にするような親しい中で、

たまたま精神疾患や服薬に理解のある人で、

気にしなくてもいいよと言ってもらえたので

よかったものを、これが別の会社の人や

上司だったらどうなっていたことでしょう。

 

このように、薬を飲んだ時点以降の記憶が抜け落ちることを

前向性健忘というそうです。

 

また、ある日には、友人たちにLINEを送って、

「地元まで遊びに来て~」などと声をかけていたことも

ありました。

とても人と会えるような状態ではなかったのに・・・

翌朝LINEの履歴を見て、ゾッとしました。

 

私はこの経験が恐ろしくて仕方がなくて、

しばらくスマホから距離を置いていたぐらいでした。

 

ちなみに知人は、マイスリーを飲んだ後、

朝起きたら自分が夜中にケーキを作っていたことを

知ったそうです。

健忘、怖すぎる!!!

 

皆さんもマイスリーを飲む際は、

「飲んだらすぐ寝る」を徹底してくださいね。

 

最近は飲むことはなくなりましたが、

今もお守り代わりにマイスリーは持っています。

正しく飲むことを覚えたので、

今ではすっかり良いお友達です。 

 

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marimomental.hatenablog.com

 

 

産後うつ闘病記 うつ状態症状④ 希死念慮・子供が可愛いと思えない

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こんにちは。まりもです。

 

昨日はブログの更新をサボってしまいました…

連続更新記録が途絶えてしまい残念です。

 

さて、今回の記事ではうつ状態の症状④として

希死念慮と子供が可愛いと思えないことについて書きたいと思います。

 

希死念慮とはうつの症状の一つで

「死にたい」と願うことです。

 

うつ状態の最も暗い闇の部分です。

 

希死念慮

入院中、重度うつ病の若者に偉そうにアドバイスをした私ですが、

(詳しくはこちら↓)

marimomental.hatenablog.com

 やはりうつの症状には勝てず、希死念慮はやってきました。

 

今回私の脳内にやってきたのは、

こんな考えです。

 

「早くベランダから飛び降りなくちゃ。

でもここから飛び降りても、太ももの骨を折る程度かもしれないなぁ…

でも、とにかく早く飛び降りなくちゃ。」

 

この思考が1~2か月続きました。

 

ばかでしょう?(笑)

 

これが、うつです。

 

うつになったことのない人はギョッとするかもしれませんが、

今回の希死念慮は初発のうつに比べてずっとマイルドでした。

 

ちなみに私は希死念慮の先の、「自殺企図」まで

いったことがあります。

(詳しくはこちら↓)

marimomental.hatenablog.com

 

母と妹が買い物に出たとき、チャンスと思って

赤子を階下に置いたまま上の階に行きました。

 

ベランダから身を乗り出して、

下をのぞき込みました。

 

風が冷たくて、コンクリートに体を打ち付けられると思うと

怖かったです。

 

今回は私は赤子とは別行動を取ろうと思っていましたが、

母親によっては自分がいなくなった将来を悲観して

子供を道連れにしようとする人もいると思います。

 

産後うつの怖いところは、失われる命が最大1+子供の人数

になる可能性があるところです。

 

時々、母子心中のニュースがありますが、

ほぼ100%間違いなく母親はうつなどの病気だと思います。

 

今回はやめておこう、と階下に戻ると

赤子が一人で泣いていました。

 

今日はやめておこう、

今日はやめておこう、

 

が続いた結果、今に至ります。

 

子供が可愛いと思えない

 

うつになったことがなくて、

子供が可愛くて仕方がない、

いつも愛情いっぱいのママには理解されないかもしれませんが、

産後うつになると自分の子供が可愛いと思えなくなるなんていう

嘘のようなことが起こることがあります。

 

でも、うつ状態だとすると、

当たり前かなという感じです。

 

 うつになるとあらゆるポジティブな感情が失われます。

 

花を見ても美しいと思わない。

何を食べてもおいしいと感じない。

どこにも行きたくない。

誰にも会いたくない。

大好きなミュージシャンのライブにも行く気がない。

大好きだった趣味もやる気がない。

 

自分の子供を見ても、

「可愛い」と思えなくなってしまうんです。

 

しかし、産後うつになってこのように生後間もない

自分の子供を可愛いと思えなくなると、

母親は自分を責め悩みます。

 

私もこの気持ちがうつ症状の一つだと気づかないうちは、

とても悩みました。

 

母親として、今後約20年間育児をしていく上で、

致命的なものを失ったのではないか。

 

今後どうやってこの子と接していこう・・・と。

 

また、私は今回陥らなかったのですが、

産後うつでは「子供が怖い」

という症状も多く見られるようです。

 

この症状になると、子供と同じ空間にいることが

出来なくなり、苦痛だと思います。

 

病気が治ってみた今は、

子供が可愛くて仕方がなく、

あの時の悩みは杞憂に終わりました。

 

しかし、私のスマホには、子供が1~3か月の時の写真が

ほとんどありません。

子供の成長からずっと目を背けており、

私の時は、子供を産んだ夏のあの日で止まっていたからです。

 

バカだと思われるかもしれませんが、

ベッドの中で目をぎゅっとつぶって、

「子供を産んだあの日に戻れ」

と念じて病気になる前に時を戻そうとしていたんですよ(笑)

それも1か月以上はやっていたかなぁ。

うつって不思議ですね。

 

子供には本当に申し訳ないですが、

幼い時の短期間で済んでよかったと思うことにします。

 

子供が可愛いと思えなくて悩んでいるママ、

もしかしたらそれは産後うつのせいかもしれません。

 

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marimomental.hatenablog.com

 

産後うつ闘病記 うつ状態症状③ 被害妄想と罪責感

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こんにちは。まりもです。

 

早いもので2月ですね!

育休生活も残り2か月となりました。

職場復帰が不安です・・・

 

さて、今回の記事ではうつ状態症状③ 被害妄想と罪責感

について書きたいと思います。

 

被害妄想

被害妄想は本来うつや双極性障害の症状ではなく、

統合失調症の症状のようですが、

私の場合はうつ状態の時に被害妄想が出ることがあります。

 

今回出た被害妄想は、例えば下記のとおりです。

 

自分の被害妄想に、自分でツッコミを入れてみますね!

 

  • (近所の学校に車が集まっているのを見て) 「きっと近所の人から、「あの家には頭がおかしい人がいるから注意するように。」と学校に連絡が入ったんだ。緊急保護者会が開かれて注意喚起をされているに違いない」

  →いやいや、私一人のために保護者会なんて開かれないでしょ普通。

 

  • (LINEで急に「まりもさん、おはようございます。」というメッセージが出て)「会社がスマホを使って、私のことを監視しているに違いない」

  →アップデートしたらそういうメッセージが出るようになるらしいよ。

   会社も私を監視するほど暇じゃないから~

 

  実はこの「スマホを使って会社に監視されている」妄想が出たのは、2回目です。

  双極性障害初発の時もこの症状が出て、医師に申告したところ

 「統合失調症に片足突っ込んでいる」と言われました。

 

  今回は、退院した後に出た症状で、退院後通院していたクリニックの医師には

  一応申告しましたが、統合失調症とは言われませんでした。 

 

  • (美容院の美容師の態度がよそよそしく、冷たい態度だった)「きっと町中で私が精神疾患者だって噂になってるんだ。この人たちも知っているに違いない。」

 

  →よそよそしいのは私が挙動不審だからじゃない?

   あとそこの美容師さんの態度が悪いのはいつものことだよ~。

 

この被害妄想も、前回ブログに書いたように

marimomental.hatenablog.com

 

 「訂正がきかない」んですね。

 

同じようにうつだけど、双極性障害だけど被害妄想出るよっていう方

いらっしゃいますか?

 

罪責感

 

うつ病になると、病的に自分を責めることがあります。

 

今回私が陥ったのは、例えばこういう考えです。

 

結婚した時に、新姓のきちんとした実印や銀行印を作っていなかったのですが、

そういう些細なことを引き合いに出してきて、

 

「こういうのをきちんとしないからだめなんだ・・・

私って、社会人・母親失格だ・・・」

 

と自分を責めていました。

 

元気になった今ならなんだか笑っちゃいますし、

まぁ必要になった時に作ればいいじゃないと思えます。

 

以前のブログ 

marimomental.hatenablog.com

 

 にも書いたような、「海外旅行ばっかり行ってるからいけないんだ・・・」

などの感情も罪責感の症状ですね。

 

今はさらっと書いていますが、

このような症状が出ているうつ病患者って

本当に苦しいんですよ。

 

苦しくて苦しくて仕方がない、

暗黒の闇の中にいるんです。

 

本当にうつって不思議です。

 

 

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